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アルファードとヴェルファイアは高級ワンボックス市場を一気に盛り上げ、その圧倒的存在感で王座に君臨し不動のものとした2トップです。車としてもその完成度は高く、確固たるブランドへと成り上りました。
アルファードとヴェルファイアが世に出る前までは、トヨタのワンボックスカーはエスティマしかありませんでした。それにもう少し高級感をアップさせ、室内空間や乗り心地を追求して新しくデビューしたのがアルファードです。
当初からぼちぼち人気はありましたが、価格やボディーサイズが当時の日本人には手が出しづらい存在で今ほどはパッとしていませんでした。
2008年のフルモデルチェンジを期に「グランビア」「グランドハイエース」の後継モデルとしてアルファードがデビューしました。
10系から20系へと進化したアルファードとヴェルファイアは大ヒットとなり、今では車に全く興味がない人でも名前は知っている程の存在となっています。
その人気は20系から30系へのフルモデルチェンジでさらに拍車がかかり、今では世界を代表する高級ミニバンとなりました。
アルファードとヴェルファイアの特徴
エクステリア
- ボディーサイズが日本車の中でトップクラスの大きさ
- 大迫力のフロントマスク
- メッキパーツを多数採用
- 両側電動スライドドアで乗り降りしやすい
- パット見、高級車だという印象を与える外観
- 最新の安全性能
インテリア
- インパネにプラスチックパーツがほとんど使われていない
- ピアノブラックや革が多数採用されている
- すべてのシートに厚みがあり、上級な座り心地や高級感がある
- 天井や足元のイルミネーションでさらに高級感を演出している
- 床がフラットでロングスライドが可能
- オットマン機能や飛行機のファーストクラス同等のキャプテンシート
走りや乗り心地
- 走ることを目的とした車ではありませんが、非力さは感じません
- エンジン音は極めて静か
- ロードノイズや風切り音もほとんど聞こえない
- 足回りも柔らかすぎず、硬すぎず上質な乗り心地
- クルマの中というよりも、上質な空間の中にいる感覚

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アルファードよりもヴェルファイアの方がターゲット層は若いです。デザインもアルファードは品のある迫力あるフロントグリルとなっている一方で、ヴェルファイアはスポーティーで攻撃的なイメージとなっているのが特徴です。
どちらも人気はありますが、それぞれの型によって差があります。20系はヴェルファイア、30系はアルファードの方が売れているのが現状です。
アルファードとヴェルファイアの新車の利益はいくら?
グレードとオプションの内容は人気のある仕様で統一します。
【グレード】
2WD Z Gエディション 2.5リッター
メーカーオプション
- ツインムーンルーフ
- 3眼LEDヘッドライト
- ホワイトパール
ディーラーオプション
- フロアマット
- サイドバイザー
- ナンバーフレーム前後
- ナビ(10インチ)
- 後席モニター
- バックガイドモニター
- ETC
- スモークフィルム
- ボディーコーティング
以上が人気、オススメのグレードとオプションとなります。リセールバリューを考えるとグレードとメーカーオプションは上記の内容を真似して下さい。そうすれば、次に乗り換えるときに超高値で売却できます。
では、この内容での利益はいくらになるのでしょうか。
ズバリ、90万円となります。
さらに、ナビやコーティングを社外でユーザー自身が用意する場合の利益は
ズバリ、75万円となります。
この2車種はボディーサイズや高級感からも想像出来る通り、他の車に比べても利益かなり確保されています。車両本体だけでも利益がありますので、ディーラーオプションが無くても値引きは十分期待できます。
アルファードとヴェルファイアの値引き目標と最大
この2車種は日本のみならず、海外においても高級ワンボックスカーという印象が根付いて人気があります。言い換えれば【ブランド】が確立されていると言えます。
通常、メーカー(トヨタ)はこのブランドを守ろうとします。守る=強気な価格とも言えますので、そうすると必然的に値引きが渋くなるのが大半です。
しかし、面白いことにこの2車種に関しては「ブランド力の割に値引き出来る」のが現状で、さらにこのブランド力にはアルファードとヴェルファイアで若干差があります。
ヴェルファイアよりもアルファードの方がブランドを守ろうとしている傾向にあります。
つまり、アルファードよりもヴェルファイアの方が値引きができる!ということになります。
もうお分かりだと思いますが、同じような車ですが入り口を間違えるとその時点で必ず損をします。まずはヴェルファイアから値引き交渉をして、アルファードでも同じ条件が出ればアルファードが買いです!
アルファードに関しては値引きが渋い販売会社がありますので、ヴェルファイアをうまく引き合いに使いましょう。
いよいよ値引きについてですが、先に紹介した通りこの2車種はそもそも利益があります。
オプションをつけなくても十分な利益は確保している車です。つまり、オプションやグレードに関係なく同じ値引き額を引き出せることになります。
アルファードは、最大の値引き額が40万円弱となります。
これは、グレードやオプションに関係なくこの値引き額がマックスとなります。
ヴェルファイアは、最大の値引き額が50万円となります。
これも、グレードやオプションに関係なくこの値引き額がマックスとなります。
ブランドを守ろうとするレベルがそれぞれ違いますので、この2車種を競合させてもアルファードの値引きが渋いままなんて事もありますが、経営の違う販売会社を根気よく回れば可能性は十分にあります。
ちなみに、オプションをいっぱい付けたからといって値引き額が増える事もほとんどありません。
しかし、キャンペーンによる若干のプラスαの値引きは可能です。上記の値引き額プラスαでさらにお得に新車を手に入れてください。
【例え】
アルファードで値引き40万円を引き出し、プラスαでコーティングプレゼント
ヴェルファイアで値引き50万円を引き出し、後席モニタープレゼント等。
ただし、このキャンペーンは値引き交渉の前に必ず営業マンに確認しといてください。どんな内容のものがあるか事前に把握しておかないとダメです。
営業マンはキャンペーンの内容をお客さんに伝えず、値引きと同じように使おうとしてきます。値引き込みのキャンペーンではなくて、値引きプラスαのキャンペーンにして下さい。
最後に、2020年のマイナーチェンジによって値引きが半年ほど渋くなってしまいますが、1年程経てば上記の値引きに戻ると思います。
下取りは一括査定か買取店でも値段を出しておく
下取りを少しでも高く売りたいのであれば、ディーラーだけで決めるのは間違いなくもったいないです。営業マンに提示された下取り価格が高いのか安いのか、それだけでも分かるようにしておいてください。
一括査定は個人情報と下取り車の情報を、スマホやパソコンから打ち込むだけで向こうから連絡してきます。登録した瞬間から10社くらい電話がかかってきて面倒くさいですが、1日その作業に専念するだけで下取りのマックス値が把握できるのでかなりオススメです。
電話でのやり取りが面倒くさい人には、最近流行りの「オークション形式」の一括査定がおすすめです。買取業者間で勝手に競り合ってくれるので、放置しておけば愛車の買取価格が上がっていきます。
また、そんな時間がないという人はせめて買取店を最低3社行きましょう。3社行くだけでも価格の差が明白となります。あとは3社のうち一番高い価格をディーラーにぶつけてみましょう。
まとめ
購入する時点でアルファードとヴェルファイアの支払額に差は出ます。値引きをあまりしなくてもそれほど気にしない、比較的お金に余裕のある方がアルファードを買うイメージが強いです。
ただし、新型モデルはアルファードの方がリセールバリューが高い傾向にありますので、ヴェルファイアを引き合いに使ってアルファードをお得に買うのが理想的だと言えます。
また、この2車種は高級車になりますが、リセールバリューが高いのを利用し、残価設定型ローンで購入される方も多いです。そのリセールのおかげで高級車なのに意外と月々が安く買えますので、支払方法もいろいろ検討されることをおすすめします。
以下まとめ
- アルファードよりもヴェルファイアの方が総支払額が安い
- 利益車種ですがブランドがあるため値引き上限額は決まっている
- 値引きはアルファードで40万円弱、ヴェルファイアで50万円を狙う
- ヴェルファイアを引き合いにアルファードを安く買うのが理想
- キャンペーンは値引きはプラスαでOK
- 新車で購入する時はリセールバリューを考慮した仕様にする
- 下取りは一括査定か買取店でも値段を出しておく
最後に、手っ取り早く愛車の維持費を下げる自動車保険の切り替えも検討してください。ネット型保険と代理店型保険をいろいろな角度から比較した記事を貼っておきます。
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