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みなさんも最近よく耳にする【カーシェアリング】や【残価設定ローン】。
新車や中古車は現金一括やローンで買うのが当たり前でしょ!!
.そう思っていませんか?いや、大多数のユーザーがそう思っているはずです。
実際、ぼくら販売する側の意識が変わってきたのも、感覚的に2015年くらいからなんですよ。
それまでは、現金一括かローンで買うしか手はないっしょ!
リースなんか損でしょ!
カーシェアリングなんか流行らないっしょ!
こうやって軽い気持ちでよく言ってましたw
でもね、時代は大きく変わってきたんですよ!!
今回の記事では営業マン目線でいろいろと紹介しながら暴露していきますね!
個人リースや残価設定型ローンとは
最近のニュースやぼくの会社の会議でもよく言われている、とても分かりやすい言葉があります。それが
‟車は所有する時代から使用する時代へ変わった”
です。
分かりやすくないですか?
【所有】じゃなくて【使用】するんです。
【買う】じゃなくて【借りる】に変わったんです。
下のグラフはリース契約の推移です。これを見てもらうと分かりますがリースの契約者数は年々増加しています。これに対して現金一括購入や普通のローン契約は年々減少しているんですよ。

わざわざ多額の現金を用意して、意を決して高い車を買う時代は終わりつつあるってことです。
頭金なしで毎月決まった金額を払って、いとも簡単に高い車に乗ることができる時代になりつつあるってことです。しかも、定期的に新車に乗り換えることができるんです。
そして、これをうまく利用したのが【個人リース】だったり【残価設定型ローン】です。(法人の場合も仕組みは同じです)
個人リース・残価設定型ローンは同じことで、単に言い方を変えているだけです。みなさんは【残価設定型ローン】の方が分かりやすいと思います。
残価設定型ローン(リース)と通常のローンの違い
【通常のローン】
例えば500万円の新車を買うとします。新車は高額ですから、苦労して貯めた200万円を頭金にして300万円の割賦元金でローンを組みます。
500万円 – 200万円 = 300万円(元金)
ローンの金利が掛かるのは割賦元金の300万円だけで済みますが、苦労して貯めた200万円が無くなるので、毎日の生活はきつくなる可能性があります。
せっかく新車を買ったのに、お出掛けする回数も減らさないといけないかもしれません。
そして、やっとの思いでローンを払い終わっても、年数が経てば新車が欲しくなりますし、家族の環境も変わっているかもしれません。子供が大きくなって、今乗っている車が狭いと感じるようになっているかもしれません。
ここで新車に乗り換えようとして同じローンで購入すると、またもがんばって貯めたお金を頭金にして、安い下取り額(年数や距離、車種による)に愕然とし、高い支払いを毎月繰り返さなければなりません。
金利は安いかもしれませんが、生活は厳しくなってしまいます。
【残価設定型ローン】
または個人リース。
同じように500万円の新車を買うとします。新車は高額ですが、苦労して貯めた200万円は頭金に入れません。
500万円 – 0円 = 500万円(元金)
え? となりましたか?
安心してください。ここからカラクリを説明します。
残価設定型ローンは通常のローンと同じで2年~5年の期間を設定します。そして、その設定した期間終了時の売却(下取り)価格をあらかじめ決めます。このあらかじめ設定した金額のことを残価と言います。この残価は車種・年数によって決められています。また、購入するディーラーによっても若干異なりますが、大きくは変わりません。
ここでは残価の金額を200万円とします。すると
500万円 – 200万円(残価)= 300万円(元金)
となります。頭金0円なのに、通常ローンと同じ割賦元金になりましたね。厳密に言うと、残価にも金利は掛かるので通常ローンよりも気持ちですが月々は高くなります。
これが、【残価設定型ローン】と【個人リース】のカラクリとなります。頭金0円なので新車を買う前と生活は変わりません。新車に乗っていろいろお出掛けもできますし、頭金で消えるはずだった現金が手元に残っている心の余裕も得られます。(これって意外と重要)
さらに、あらかじめ設定した期間で必ず新車に乗り換えられますし、残価というのはあくまでも購入時の未来の下取り額を予想した下限の金額。実際に売却(下取り)した場合は間違いなく残価よりも高い価値になります。それで得た差額分を次の新車の頭金にできるので、現金の用意は必要ありません。実質頭金0円で乗り換えられるという訳です。
さらに、残価のおかげで割賦元金は自動的にかなり少なくなっているので、頭金を少し入れるだけで月々の支払はかなり安くなります。
期間終了時の流れは次の4つから選べます。
- 売却(下取り)して新車に乗り換え
- 残価を再分割(銀行ローンに切り替えOK)して乗り続ける
- 残価を現金一括で支払って乗り続ける
- 返却(売却で残価を上回らなかった場合)

- 大きな事故や走行距離が多いと残価を下回ることもある
- リセールバリューが悪い車種は不向き
- より残価プラスαを狙ってボディーカラーとオプションを決める
- 期間終了時の再分割はまた金利が掛かるのでオススメできない
- 期間終了時の売却(下取り)は買取専門店でもOK
- 頭金は0円~50万円がベスト
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個人リースの税金や保険、メンテナンス
個人リースと残価設定型ローンの仕組みは同じですが、税金と保険はそれぞれで違ってきます。
【個人リースの税金や保険、メンテナンス】
個人リースの場合、残価を差し引いた毎月払いの中に【自動車税】と【自動車任意保険】が含まれます。
そのため、月々の支払額は残価設定型ローンに比べて高くなります。さらに、半年点検、12カ月点検、車検などのメンテナンス費用も込みにできる契約もあるので、それらを込みにすると月々の支払いはさらに高くなります。
最低限の維持費を毎月の支払いに込みにできるので、車の管理やお金の管理がとても簡単になるメリットがある反面、毎月の金額が高くなるというデメリットがあります。
営業マンの意見としては、お金だけで言えば損してしまうと思います。自動車任意保険は職場の団体保険やインターネット保険を活用すればかなり安くなりますし、点検は法律的に強制ではないし、乗り換え前提の契約なので、そんなに距離を走らない人は正直不要かと思います。車検に掛かる費用もリース込みになると曖昧にされるケースが多いので、自分で安くできるところにお願いした方がいいかと。
【残価設定型ローンの税金や保険、メンテナンス】
残価設定型ローンの場合、毎月払いの中に【自動車税】と【自動車任意保険】と【メンテナンス費用】は含まれません。
安さが魅力の残価設定型ローンに加えて、自動車任意保険やメンテナンスは好きなところを利用できるので、手間が掛かってもいいからとにかく安く抑えたい。という方にピッタリです。
好きな保険会社や整備工場で最低限、車の維持費を抑えることができます。
営業マンの意見としては、オススメなのは残価設定型ローン。とにかく費用を抑えられるし、メンテナンスに必ず出さないといけない縛りもありません。
営業マンの意見としては維持まで考えると個人リースよりも残価設定型ローンの方がオススメ
自動車税や保険の手続き、メンテナンスを自分で管理したくない方は個人リースでもいいかもしれませんが、残価設定型ローンの方がより手軽に安く新車に乗ることができます。
また、個人リースの場合は契約した年数を必ず乗らないといけないので、自分の好きなタイミングで乗り換えができない点がネックになると思います。これは事故や故障時に大変困る契約内容で、多額の修理が必要な場合でも元通りに直して満期まで乗らないといけません。
しかも、個人リースの場合は残価設定型ローンとは違って、新車に乗り換える際、下取りに入れることができません。あくまで個人リースはリース。レンタカーと同じです。
ぼくが絶対的にオススメなのは残価設定型ローンですね。
契約会社によっては、この記事と異なるケースもありますので、あくまで代表的な契約として参考にして下さいね。
流行りのカーシェアリングってなんなの?
カーシェアリングは最近何かと話題になっていますよね。
知ってましたか?カーシェアリングの利用者数は5年前と比べて
約4.5倍
にまで増加してるんですって!!しかも、新車の販売台数は年々減っているのに、カーシェアリングの登録者数は増え続けているとか。
ここからは、毎年の利用者数がすごいスピードで増え続けているカーシェアリングについて書きます。
ここではカーシェアリングの大手【タイムズ】を参考に紹介していきます。

タイムズと言えば、コインパーキングで昔から利用されていました。このコインパーキングエリア内の一部を有効活用して誕生したのが【カーシェアリングサービス】です。
誕生当初は都会から始まりましたが、今では利用者数の増加に合わせて日本全国に展開されています。タイムズはコインパーキングなので、同じ県内でも至る所に設置されています。
カーシェアリングの費用はどれくらい掛かるのか
初めて利用するには会員登録が必須となります。会員登録されると1人1枚カードが発行されます。
1,550円 (法人の場合は648円)
カーシェアリングのサービスを利用するには月額で費用が掛かります。個人(学生除く)のみ、利用料金に使える1,030円分の無料利用料金がプレゼントされます。
個人 1,030円
個人(学生)無料
法人 無料
ベーシック 206円/15分 (1時間824円)
プレミアム 412円/15分 (1時間1,648円)
ベーシックはコンパクトカー、プレミアムはミドルクラス以上
- 6時間パック 4,020円
- 12時間パック 6,690円
- 24時間パック 8,230円
- アーリーナイトパック 2,060円
- レイトナイトパック 2,060円
- ダブルナイトパック 2,580円
これら利用料金は保険・ガソリン代・洗車代が込み!!
かなり上手な料金設定となっていますね。さらにガソリン代が込みというのはレンタカーにはない特権です。お得感がハンパないですね。
正直、価格設定はほとんどレンタカーと変わりませんが、ガソリン代や保険代が込みというのが最大のアピールポイントとなっています。実際に利用してみると結構うれしい特権です。
また、レンタカーと違って24時間いつでも利用できるのも融通が効いてGOOD!
カーシェアリングの便利な点
- 24時間利用可能
- 自分の使用したい時間だけ借りられる無駄のない料金設定
- 登録や予約はパソコンかスマホで簡単にできる
- 予約した3分後から利用できる
- 予約変更・キャンセルは1分前までOK
- 30種類以上から好きな車が選べる
- 住所・駅名・車種・地図から最短距離のステーションが探せる
営業マンから見たカーシェアリング
正直、あり!!
料金もレンタカーと比べると時間の融通が効いて安いし、自分の家の近くや駅、旅行先などどこでもサービスが受けられるし、わざわざ面倒な受付をしなくていい。
車種も豊富なので、乗りたい車に手軽に乗ることができるのはとっても良いですね。緊急時にも、ちょっと暇な時にも、買い物にも、旅行先のちょっとした足にも、検討中の車の試乗にも、いろいろなケースに対応できるシステムが素晴らしい。
普段は車は必要ないけど、いざという時にとっても便利な【カーシェアリング】はオススメです。
ただ、難点もあります。それは、近場を検索しても結構遠いなんてことや、乗りたい車種が他の人に利用されているとか。やっぱりコインパーキングが多い都会が結局有利だったりとか。
あと、ひとつ落とし穴を見つけたのですが、車を借りに行く手段が徒歩か公共交通機関しかないってこと。サービスステーションまでマイカーで行っても、車を置く場所がお金の掛かるコインパーキングしかないですよね。2重でお金が掛かったらもったいないですもんね。
まとめ
とにかく新車を買ったら乗り潰したい人は【普通のローンか現金一括】。
今まで通り自分で管理しつつ、なるべく毎月の支払いを抑えたいのであれば【残価設定型ローン】。
毎月の支払いが高くなってもいいから、すべてを込み込みにして車の管理を買った会社に任せたいのであれば【個人リース】。
普段は必要ないけど、たまには車に乗りたいしいろんな車に乗りたい、緊急時用や旅行したとき用に車が使えるようにしておきたいのであれば【カーシェアリング】。
まとめるとこんな感じです。それぞれ自分に合った車の買い方をして下さいね。
①カーシェアリングがどんなものなのか、1日だけ利用してみることをオススメします。 ⤵ ⤵ ⤵
②人気の高級車も定額リースでラクラクお支払可能。途中解約が出来る珍しいリースです。 ⤵ ⤵ ⤵
③車に興味がない。初めての車だけど頭金が無い。そういった人にオススメなのがこちら。 ⤵ ⤵ ⤵
リースや残価設定型ローンでも自動車任意保険が維持費を抑える重要なカギ
新車をリースや残価設定型ローンで契約するとき、自動車任意保険のことも考えてください。毎月の支払プラスαを抑えましょう。
車の維持費はほとんど毎月決まっていて、リースや残価設定型ローンでもある程度の固定支出は抑えられます。ちょっとでも削減できれば、車に掛かる年間トータルコストを大きく減らせます。
車の維持費では主に
- 自動車任意保険
- 自動車税
- ガソリン代
- 車検代
- 月極駐車場代
の5つがあります。
この中で1番簡単に費用を抑えられて、その効果が大きいものが。
①の自動車任意保険です!
やることはとっても簡単。
①下にある自動車保険一括見積りをクリック⤵
②車検証を元に見積もり(すぐ終わります)⤵
③今入っている自動車保険を解約(代理店もしくはカスタマーセンター)⤵
④一括見積りの中で1番安い保険会社へ切り替える
たったこれだけ。今入っている自動車保険が「高いな~」と思っている人は必ずやってみましょう!年間保険料が半額になることもありますよ!
まずは見積もりだけでもしてみましょう!そしてネット保険の威力をあなた自信で味わってみて下さい。きっと、金額を見たら「え?こんなに安いの?」と声に出して言うはずです。
ディーラー勤務のぼくでさえ、自動車保険はこのインターネット保険を利用しています。本当はダメなんですけど、保険料の差がありすぎて、、、w
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