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エクストレイルは2013年にデビューし、現行モデルで三代目となります。当初は「水に濡れたボードでもそのまま荷室に積める」等をキャッチーコピーにしたCMが人気に拍車をかけ、スノーボードやサーフィンをする若い世代からの支持が多かった印象です。
しかし、現行ではやや迷走しているのか、アクティブ推しなのかラグジュアリー推しなのか、よくわからない状況になっているようです。さらに新鮮さという点では新型ハリアーには到底及んでいません。
現行エクストレイルの特徴
モデルライフの途中でハイブリッド仕様が追加で設定されたり、コネクティビティ機能の向上がされたり、運転支援システムのプロパイロットが投入されるなど、積極的なアップデートが実施されてきました。
7年経った割りには、比較的商品力が高い部類に入るでしょう。
さらに、現在販売されているモデルは、2020年1月に一部仕様が変更されてさらにアップデートされています。新たにミリ波レーダーを装備して、衝突回避機能やプロパイロット機能が向上し、静粛性も新タイヤの採用で向上しました。
また、ラグジュアリー感を追求したモデル【レザーエディション】が新らしくラインアップに追加されています。
ハリアーとはまた違ったインパクト
今回比較するグレードは【レザーエディション】。
ボディーサイズは全長/全幅/全高-4660/1820/1740と、同クラスと比較しても大きめと言えます。インテリアの最大の特徴であるタンレザーをふんだんに使用した組み合わせは、パッと見けっこう華やかです。
しかし、残念ながらレザーの質感はハリアーと比較してみると、同クラスの中でも格別高いとは言えず、実際に手で触ってみるとしなやかさにやや欠けている印象です。
エクストレイルはメーカーオプションをフル装備にした状態でも、ハリアーのレザーを使用したグレードには負けている感じが否めません。しかしながら、テイストが違った車と割り切れば、十分インパクトはあるでしょうし、価格が100万円ほど安いのはやはり魅力的ではないでしょうか。

エンジンとミッション
2000㏄直噴エンジン(147ps)とCVTの組み合わせが生み出す加速性能は、街中においては実用十分レベルに仕上がっていて不満は感じません。
しかし、アクセル操作のたびにエンジン回転数が上下する、CVT特有の「ラバーバンド感」がかなり気になってしまいます。最近のCVT採用車はずいぶん「ラバーバンド感」が解消されていますが、エクストレイルにおいてはモデルが古いこともあって、残念ながらCVTらしさが残ってしまっているようです。
特に、これまで乗っていた車がCVTではなかったユーザーにとっては、実際に運転してみるとかなり気になるレベルで、日々の運転においてストレスと感じてしまう可能性が高そうです。
対する新型ハリアーは、2000㏄ガソリン車は同じくCVTを採用しているものの、通常のプーリーによる変速機構と並列しては歯車を用いたトルク伝達経路を設けた新世代ユニットとなっています。これによって目立ったラバーバンド感はなく、CVT特有の違和感はほとんど感じることがありません。
乗り心地
エクストレイルは静粛性に優れていますが、その一方で速度に関わらず細かな揺すられ感が消し切れていないと感じます。
この点は、シャシー全体の「古さ」を感じさせる部分と言えそうです。逆を言えば、モデルチャンジが入ればライバルに並ぶ乗り心地となり、一気に評価は上がるでしょう。
4WDシステムは、路面状況に応じて前後輪のトルク配分を自動調整するオートモードを設定し、さらに悪路走行用ロックモード、省燃費用の2WDモードに切り替えられます。
エクストレイルの室内は広く、荷室の使い勝手も良好です。アウトドアシーンにも似合うタフな作り込みが魅力です。
ハリアーのようにライバルが新型モデルに続々と切り替わっている中、そろそろエクストレイルもモデルチェンジしないと厳しい段階に入っていると言えます。
結論、ほとんどの部分においてハリアーが勝っており、アクティブなエクステリアとお手頃な価格が唯一のアピールポイントとなりました。
主な装備やオプション
- 2020.1月に改良された自動安全機能を装備。夜間の歩行者も検知
- ヘッドライトはハイビームアシスト付きLED。シグネチャー灯標準
- 225/60R/18インチアルミ標準で足回りはやや固め
- パノラミックガラスサンルーフは77,000円びオプション
- インパネは機能的デザインでソフトトリムを装着。操作性が高いステアリング形状
- ラバーバンド感はあるものの変速はスムーズ
- プロパイロットの操作は使い勝手が良好
- デジタルインナーミラー標準
- 4WD切り替えスイッチはダイアル式
- 荷室は広く、レザーパッケージはカーペットインテリア仕様
エクステリア諸元表
価格(20Xi レザーエディション) | 3,503,500円 |
全長/全幅/全高 | 4690/1820/1740㎜ |
ホイールベース | 2705m |
最低地上高 | 205㎜ |
トレッド | F1575/R1575 |
車重 | 1560㎏ |
エンジン | 1997㏄直4DOHC16V |
最高出力 | 108kW/147ps/6000rpm |
最大トルク | 207Nm/21.1kgm/4400rpm |
燃費 | 15.6km/L |
サスペンション | Fストラット/Rマルチリンク |
ブレーキ | ベンチレーテッドディスク |
駆動方式 | 4WD |
乗車定員 | 5人 |
最小回転半径 | 5.6m |
簡単に自動車保険は安くできる
ここ数年、自動車保険は毎年値上がりをしています。
保険は保険会社全体で話し合い、毎年10月に保険料の見直しがされていますが、これから先も保険が安くなる可能性は限りなくありません。
特に最近できた「事故あり係数」や去年できたばかりの「車両の料率クラスの細分化」によって、近年まれにみる値上がりをしてしまい、ユーザーにとっては痛い出費となっています。
その他にも、年齢による保険料の差別化、家族限定の廃止、年齢条件30歳以上の廃止など、ほとんどのユーザーにとって保険料が上がる改定がされてきました。
しかし、自動車保険はだれでも簡単に見直し、大幅に保険料を抑えることができます。
「昔からの付き合いで」
「買ったディーラーでお任せで入った」
「会社の団体保険だから安いはず」
といった具合に、見直しを何年もしていない人は案外多いようです。
車を買い替えるときは言うまでもなく、今乗っている車でもいつでも見直しが可能で、安くなる可能性は限りなく高いです。
ぼくもこのサイトを利用していますが、それまでと比べて保険料は3割ほど安くなって満足しています。
下取り価格を簡単に高くする方法
車を買い替える時には必ずと言っていいほど「下取り」があるはず。
そして、この下取りについてぼくが1番声を大にして言いたいのは
「ディーラーだけでしか下取り価格を出すのはNG」
という事。ディーラーでは下取りの交渉と値引きの交渉を同時にしますよね?この「同時」というのがとっても肝で、
「交渉によって本当に下取り価格を上げてもらえたのか?実は最初に提示された金額が相場よりも低かったのでは?」
鋭い方だとこういった疑問を持ってしまいます。ズバリ、現役の営業マンから言わせて頂きますと、これは正論ですし、ぼくらの作戦でもあります。
値引きが出来ない代わりに下取り価格を上げたように見せかけて、実は最初に提示した下取り価格はあえて下げた状態なんです。
こうしておけば、営業トークが得意なプロにとっては後は「がんばったように思わせるだけ」なので、実に楽な商売なのです。
逆に言うと、「下取りが無い商談」や「下取り価格の相場をしっかり把握しているお客さん」が相手だと、誤魔化しが効かないので営業マンは苦労します。
純粋に値引きだけでがんばらないといけませんからね。
要するに、「事前に買取店を利用してこの状態を作っておこう」という訳です。
満足する値引きをしてもらって、なおかつ下取りも良い値段が付いたらディーラーへ出し、もしつかなかったらそのまま買取店に売ってしまいましょう!
ただ、ディーラーへ行くだけでも面倒くさいのに、実際に買取店を何店舗も回るのは更にしんどいので、面倒な電話でのやり取りを
ほとんど無くした買取査定サービスを使ってください。
車の情報を入力するだけで、買取店同士が勝手に競り合ってくれる画期的な新サービスです。
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