目次
フィットのボディーサイズ
全長 | 3995㎜ |
全幅 | 1695㎜ |
全高 | 1515㎜ |
アクアと比べてみると、新型フィットの方が全長が55㎜短く、幅は同じで全高が60㎜高いことが分かりました。
同じコンパクトカーではありますが、アクアよりもずんぐりむっくり感が若干強く、スポーティーさに欠ける反面、実際のサイズよりも室内が広いイメージを与えてくれます。

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今回のフルモデルチェンジによって、フィットが目指したもの。それは「4つの心地よさ」。
- 心地よい視界
- 座り心地
- 乗り心地
- 使い心地
この4つは車を開発するにあたって当たり前のように取り組まれてきた部分ですが、コスト面などから後回しにされてしまっていたのも事実です。
その妥協点に私たちユーザーは無意識に気づき、コンパクトカーの購入を避けていたのかもしれません。
コンパクトカーを懸念してしまう理由として、「快適さが無い」「心地よさがない」「所有感が無い」「満足感がない」がありましたが、今回モデルチェンジされた新型フィットはこれらネガティブな要素を取り除くことを目指しています。
ホンダのフィット 新型の発売日はいつ?
フィットはホンダを代表するコンパクトカーです。
コンパクトカーとしてはかなり広い室内空間を持ち、使い勝手と走行性能の両方でトップクラスを誇っています。
2001年に発売されて以来、国内販売台数1位を記録する程の大ヒットとなり、今回のフルモデルチェンジで4代目へと進化します。
当初の計画では2019年10月の東京モーターショーで発表、同日発売という予定でしたが、電動パーキングブレーキの不具合により、部品変更の対策のため2020年2月14日発売に延期されました。
事前予約は2019年11月頃から開始されており、今現在で15000台程の受注を受けているとのことで、納車は4月以降となるほどの人気です。
新型フィットの価格
新型フィットはガソリンモデルのBASICというモデルで148万円スタートという価格設定になっています。
新型フィットはユーザーの好みで以下の5つのタイプから選ぶ事が可能になります。
BASIC…基本となるベースグレード。このグレードのみホンダセンシング非装着仕様が選べる。
HOME…全体のカラーや素材を揃え、質感が高くリラックスできる空間を目指した量販グレードになると思われるモデル。
NESS…ドライブをよりいっそう楽しめるよう、フィットネススポーツのような、軽快でファッショナブルなモデル
クロスター…SUV風にアレンジしたモデル。他のモデルよりも僅かに車高が高めになっている。
LUEX…本革シート等を装備したラグジュアリーモデル。
この5つのモデルに加え、全モデルでガソリンモデルとハイブリッドモデルが設定され、4WDモデルも設定されます。
価格は以下の通りとなっています。
1.3Lガソリン(4WD車は19万8000円高)
- BASIC:156万円
ホンダセンシング非装着車:148万6100円 - HOME:172万円
- NESS:188万円
- CROSSTAR:194万円
- LUXE:198万円
1.5Lハイブリッド(4WD車は19万8000円高)
- BASIC:192万6100円
- HOME:207万円
- NESS:223万円
- CROSSTAR:223万円
- LUXE:233万円
ガソリンモデルであれば新しい機能を考えるとあまり値上がりしている感じはないと言えるでしょう。
ちなみにスポーツモデルであるRSは新型では今のところ設定がありません。

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新型フィットの内装
上で紹介した通り新型フィットは5タイプが設定されますが、内装もグレードによって大きな違いがあります。
BASICを基本とし、HOMEになると本革巻きステアリングやソフトパッドを使用した落ち着いた内装になっているのが特徴になります。
これがNESSやクロスターになると撥水シートを採用し、アクティブな使い方にも対応できるようになっています。
さらにNESSになるとイエローのアクセントが入ったカジュアルな内装も選択が可能になります。
ラグジュアリーグレードになるLUEXはこのクラスでは珍しい本革シートも装備され、内装色も茶系の物も設定されます。
メーターは7インチ液晶モニターを採用したデジタルタイプに変更になり、先代モデルと比べても大幅に質感が増している感じがします。
今回のモデルチェンジではシートが大幅な改良を受けています。
特にフロントシートは座り心地を追求して上級セダンへの搭載も見据えて新しく開発した、新世代の「ボディースタビライジングシート」を採用しています。
これは身体をしっかり保持する面支持構造とすることで長時間ドライブでも疲れにくく、やわらかな座り心地を実現したシート構造となっています。
さらに、フロントピラーを極細にすることで、視界が広がり、右左折時の死角がほとんどない安全性も確保しています。さらにインパネを水平基調に設置し、よりスッキリとした心地よいフロントビューが魅力的です。

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新型フィットのエンジンと燃費
新型フィットのパワートレーンは次の通りです。
・1.3リッターDOHC i-VTECエンジン
・1.5リッターDOHCi-VTECエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドモデル
以上2タイプで構成され、1.5リッターガソリンモデルは設定されません。
ハイブリッドモデルは今回からアコードやオデッセイ、ステップワゴン等に搭載されている2モーター方式に変わり、エンジンはインサイトに搭載されている1.5リッターバージョンになります。
また、今までこのシステムはスポーツハイブリッドi-MMDという名称でしたが、今回からe:HEVという名前に変わります。
このシステムはモーター走行をメインとしたもので、エンジンは発電機として使用するシステムになります。
高速道路などではモーターの効率が悪くなるので、この場合はエンジン駆動になるといった具合に、走行状況に合わせた走行モードを選択してくれる賢いシステムになります。
ハイブリッドモデルは153ps/27.2kgmで2リッターエンジン並みのパワーを持っており、コンパクトクラスの車の中では最高のパワーを出すシステムと言えるでしょう。
燃費に関してはまだ公表されていませんが、3代目モデルのメイングレードの燃費が34.4キロであることを考えると、今回のモデルではかなりの低燃費性能を持つことが予想されます。
コンパクトクラスとしては少し価格が高めと感じる方も多いと思われますが、歴代のフィットを乗り続けてきた方はもちろん、大きい車からダウンサイジングされる方、長距離ドライブをよくする方にはお勧めできるモデルと言えるでしょう。
ガソリンモデルに関しては先代モデルと同じエンジンを採用しますが、改良はされていますので燃費性能などは上がることが予想されます。
ガソリンモデルとハイブリッドモデルは価格差が45万円程あるので、街乗りや通勤での使用がメインの方はガソリンモデルでも十分以上の性能が得られ、コストを抑える事ができるでしょう。
ガソリンモデルとハイブリッドモデルのパワー差は50馬力ほどあるため、フィットを購入する際は自分の使用条件などをしっかりと考えてパワートレーンを選択してみましょう。
ホンダの新型フィットはオススメポイントがいっぱい
新型フィットは新しいハイブリッドシステムばかりに目が行くことが多いですが、他にも最新装備が用意されています。
新型フィットから初採用となるものに「Honda CONNECT」があります。
これはホンダが提供するコネクテッドシステムで、以下のサービスが用意されます。
- エアバッグ展開時自動通報…エアバッグが開くと同時に、オペレーターに自動通報してくれます。
- 緊急通報ボタン…緊急時、ボタンひとつでオペレーターに繋がります。急病時や事故の際はもちろん、煽り運転をされた際にも警察や消防に取りつないでくれます。
- トラブルサポートボタン…車の警告灯が点灯した際にボタンを押すと、的確なサポートを行い車の困りごとを解消してくれます。
Hondaリモート操作
- エアコン操作…乗車前にエンジンをかけておくと同時に室内を快適な温度にしておくことが可能になります。
- し忘れ通知・ドアロック操作…鍵を閉め忘れて車を離れてしまった場合、アプリを使い鍵を閉めることが出来ます。
- クルマを探す …広い駐車場で自社の停車場所が分からなくなってしまった場合に通知してくれるサービス。
このシステムはフィットを皮切りに今後発売される車種、モデルチェンジする車種に順次搭載していくようです。
ちなみにこれらのサービスを受けるためには、オプションでホンダコネクト+ナビ装着用スペシャルパッケージとギャザズのナビを装備する必要があります。
最上級グレードのLUEXに関してはホンダコネクト+ナビ装着用スペシャルパッケージが標準装備されているようです。
その他のグレードに関してもかなり便利な機能であることには違いないので、是非とも装備することをお勧めします。
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