CX-30はマツダ3に続く新世代商品の第二弾となるマツダの新たな柱となっています。キャラクターや方向性は大きく異なっていますが、ボディーのサイズ感からキックスのライバルとなっていくでしょう。

エクステリアやインテリア
エクステリアは好対照となっています。カジュアルテイストを重視したキックスに対し、CX-30はプレミアム領域に足を踏み入れ出しています。
マツダを代表するフロントグリル、シャープでありながら優しいヘッドライト。全体的に丸みを帯びた都会に似合うフォルムから、遠くからでもひと目で【マツダ】と分かるのが特徴です。
- ヘッドライトはアダプティブ機能付きLED
- ウインカーはフロントバンパーのエアダム部に配置
- 215/55R/18インチのスポークタイプアルミを装着
- リアゲートは電動開閉式で作動が滑らか
インテリアも同様で、CX-30はデザインや質感が特に上質に仕上げられています。
そうした意味では、キックスと比べると車格がワンランク上の存在となっている事が否めませんが、コンパクトクロスオーバーSUVに何を求めるかによって評価は人それぞれでもあります。
- 室内はプレミアム感覚で、Lパッケージは各部に本革を採用
- 高音質な専用設計オーディオシステムを標準装備
- インテリアカラーはホワイトとブラックから選択可能(ホワイトは汚れやすいので注意)
- 前後席とも腰をしっかり支える快適設計で座り心地はハイレベル
- メーターは中央が速度計がTFT液晶の3眼形状
- 高級車によく採用されているヘッドアップディスプレイを装備
セダンの代わりにシックに乗りたいのであればCX-30、アクティブに使いたいのであればキックスが良いと思います。

エンジンパワー
パワートレーンは、キックスはモーター駆動のeパワーとなっていて、対するCX-30はガソリン/ディーゼル/スカイアクティブXと内燃機関に徹底してこだわっています。
どちらが良い悪いではなく、日産とマツダのパワートレーン戦略の違いという感じです。
マツダ独自のSPCC技術を取り入れたスカイアクティブXは、CX-30のキャラクターに最もふさわしいユニットとなっています。それでも、先進電動ユニットのeパワーとの商品力を比較した場合、決定打に欠けてしまっているのも事実です。
しかも、マツダの主力エンジンとなっているクリーンディーゼルエンジンは、数年乗っているとエンジンが掛かりにくい、止まるといった不具合が多数報告されており、近い将来かなり大掛かりなリコールが発生する可能性もあります。
どちらも必要十分なパワーを発揮しているパワートレーンですが、実際に試乗をしてみて「どっちが自分の理想のフィーリング」か吟味した方がよさそうですね。
ドライブフィール
CX-30はマツダの最新プラットフォーム【スカイアクティブアーキテクチャー】を採用し、滑らかなハンドリングとしなやかな足さばきなど、実際に運転して感じる質感は先行採用されているマツダ3よりも完成度が高くなっています。
対するキックスは、新作にも関わらず基本設計がやや古いこともあって、総合的に不利なのは否めません。電動パワートレーンが生み出す駆動力と姿勢制御技術が、これらをどうカバーしていくのか今後に期待したいところです。
CX-30には前輪駆動に加えて4WDも設定されており、スタイリッシュなエクステリアから想像できる以上に、実はオフロード走行でもしっかりしたパフォーマンスを発揮できます。
対するキックスは、見た目はオフロード走行が得意そうですが、前輪駆動の設定しかないためオフロード走行を必要とするユーザーとっては欠点となり、車種構成はちょっと分が悪いでしょう。
ただし、eパワーの雪上性能は電動化による細かな駆動力制御のおかげで「4WDいらず」とも言われています。実際には4WDは必須となりますが、将来的にはノートに搭載されている電動4WDの進化モデル(モーター出力を引き上げた発進アシストだけではない仕様)の追加も考えられそうです。
付いてて当たり前!CX-30の安全機能
輸入車、国産車、軽自動車に関わらず、付いていて当たり前となった自動ブレーキ等の安全機能ですが、CX-30も安全・運転支援システムはどちらも最新スペックを搭載しています。
ただし、運転支援システムに関してCX-30は、本来の滑らかなハンドリングとは真逆の、制御の粗さが気になります。安全機能に関しては申し分ないものの、日産のキックスと比較すると劣る部分としてこれが目立つ印象です。
キックスに搭載されているプロパイロットに軍配が上がることも否めず、CX-30と違って積極的に使いたくなる機能だと言えます。
CX-30の諸元表
価格(20S Lパッケージ) | 2,794,000円 |
全長/全幅/全高 | 4395/1795/1540㎜ |
ホイールベース | 2655㎜ |
トレッド | F1565/R1565 |
最低地上高 | 175㎜ |
車重 | 1400kg |
エンジン | 1997㏄直4DOHC16V |
最高出力 | 115kW/156ps/6000rpm |
最大トルク | 199Nm/20.3kgm/4000rpm |
燃費 | 15.4km/L |
サスペンション | Fストラット/Rトーションビーム |
ブレーキ | Fベンチレーテッド/Rディスク |
駆動方式 | 前輪駆動 |
乗車定員 | 5人 |
最小回転半径 | 5.3m |
自動車保険を安く抑えよう
ここ数年、自動車保険は毎年値上がりをしています。
保険は保険会社全体で話し合い、毎年10月に保険料の見直しがされていますが、これから先も保険が安くなる可能性は限りなくありません。
特に最近できた「事故あり係数」や去年できたばかりの「車両の料率クラスの細分化」によって、近年まれにみる値上がりをしてしまい、ユーザーにとっては痛い出費となっています。
その他にも、年齢による保険料の差別化、家族限定の廃止、年齢条件30歳以上の廃止など、ほとんどのユーザーにとって保険料が上がる改定がされてきました。
しかし、自動車保険はだれでも簡単に見直し、大幅に保険料を抑えることができます。
「昔からの付き合いで」
「買ったディーラーでお任せで入った」
「会社の団体保険だから安いはず」
といった具合に、見直しを何年もしていない人は案外多いようです。
車を買い替えるときは言うまでもなく、今乗っている車でもいつでも見直しが可能で、安くなる可能性は限りなく高いです。
ぼくもこのサイトを利用していますが、それまでと比べて保険料は3割ほど安くなって満足しています。
下取りを20万円以上高く売る方法
車を買い替える時には必ずと言っていいほど「下取り」があるはず。
そして、この下取りについてぼくが1番声を大にして言いたいのは
「ディーラーだけでしか下取り価格を出すのはNG」
という事。ディーラーでは下取りの交渉と値引きの交渉を同時にしますよね?この「同時」というのがとっても肝で、
「交渉によって本当に下取り価格を上げてもらえたのか?実は最初に提示された金額が相場よりも低かったのでは?」
鋭い方だとこういった疑問を持ってしまいます。ズバリ、現役の営業マンから言わせて頂きますと、これは正論ですし、ぼくらの作戦でもあります。
値引きが出来ない代わりに下取り価格を上げたように見せかけて、実は最初に提示した下取り価格はあえて下げた状態なんです。
こうしておけば、営業トークが得意なプロにとっては後は「がんばったように思わせるだけ」なので、実に楽な商売なのです。
逆に言うと、「下取りが無い商談」や「下取り価格の相場をしっかり把握しているお客さん」が相手だと、誤魔化しが効かないので営業マンは苦労します。
純粋に値引きだけでがんばらないといけませんからね。
要するに、「事前に買取店を利用してこの状態を作っておこう」という訳です。
満足する値引きをしてもらって、なおかつ下取りも良い値段が付いたらディーラーへ出し、もしつかなかったらそのまま買取店に売ってしまいましょう!
ただ、ディーラーへ行くだけでも面倒くさいのに、実際に買取店を何店舗も回るのは更にしんどいので、面倒な電話でのやり取りを
ほとんど無くした買取査定サービスを使ってください。
車の情報を入力するだけで、買取店同士が勝手に競り合ってくれる画期的な新サービスです。
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