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日産リーフが強敵?コンパクトボディーで戦うホンダe

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ホンダeは2019年にプロトタイプが出展されたホンダの電気自動車になります。
市販の電気自動車では日産リーフに続き2車種目となり、発売されるとリーフのライバル車種となりそうな存在です。
ボディタイプは5ドアになるのでリーフと共通になりますが、ボディーサイズに関してはホンダeは【全長4m】を切っているので、フィット同等の大きさになっています。
対する日産リーフは、大型化されたホンダシビックハッチバックとほぼ同じ大きさとなっているので、ホンダeはコンパクトクラスに属する電気自動車という事になります。
幅に関しては1752mmの3ナンバーとなりますが、1.8mを切っているので取り回しに関してはそこまで気にならないと思います。
外装は往年の初代シビックを彷彿とさせるレトロなスタイリングとなっており、乗車定員は4名(ここがネックとなりそう)となっています。
ホンダとしてはS2000以来となる後輪駆動を採用しており、サスペンションもホンダの新型プラットフォームを採用するため四輪独立懸架となります。
また、レクサスESのようなドアミラーの代わりになる【サイドカメラシステム】がコンパクトクラスとして初めて採用されます。
これは室内のモニターでサイドミラーからの映像を映し出すもので、今までのようなミラーよりも広角でかつ綺麗な画質でサイドの様子を確認する事が出来ます。
また、これもホンダとしては初の装備になりますが、AI技術を使用した【音声認識機能】も採用されます。
これは「OK、ホンダ」と話しかければエアコンやナビゲーション、オーディオの設定などを行うことが出来ます。まるでiPhoneの「hey,Siri」のようですが、最近ではベンツにも採用されています。
この機能には自動学習能力が備わっているので、個々人の音声や癖を理解し精度がだんだん高まっていくという優れものです。
また、デジタルキーにも対応しており、スマートフォンを鍵代わりに使用することも可能になる「まさに次世代の車」となります。

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ホンダe の発売日はいつ?
ホンダeの気になる発売日ですが、2020年の10月に国内販売される予定になっています。
まだ国内の事前予約は始まっていませんが、恐らく夏ごろから開始されることが予想されます。
長納期も予想されるので早めに注文をしたい所ではありますが、電気自動車は国や県・市区町村から高額な補助金が出るので見切り発車はオススメできません。
補助金が交付される流れを把握してからホンダeの購入と自宅への充電スタンドの設置を行いましょう。
ちなみに海外では既に事前予約が開始されています。
ホンダe の価格とコスパはどうか
ホンダeの価格に関しては補助金込みで350万円程を予定しているようです。
グレードに関してはまだ詳細は出ていないため何とも言えませんが、上記の価格はベースグレードのものと思われます。
ちなみに日産リーフは補助金込みにすると330万円~410万円程度なので、コンパクトクラスの電気自動車という事を考えるとホンダeは少し割高かなと感じます。
ただ、質感等はかなり高い印象があり、インパネには10インチモニターを運転席と助手席側の両方に装備しており、ナビやインフォメーションを表示する事が可能になっています。
最新の装備面を考えると一概に値段だけで判断するのは良くないかもしれません。
小型EVのポテンシャルとスペック
ホンダeのスペックですが、35.5kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリーを搭載して、航続距離は220km程度となるようです。
モーター出力は32.1kmgと言われており、コンパクトクラスでありながら3.0Lガソリン車並みのトルクを発揮します。
また、最高出力は2種類設定され136馬力/154馬力仕様を選べるようになるようです。
これだけのハイパワーに加えて軽量なコンパクトボディのため、かなりの加速性能を持っていると予想されます。
駆動方式は上で紹介した通り後輪駆動を採用していて、17インチアルミホイールにミシュランパイロットスポーツを履かせているため、コンパクトクラスでありながら日産リーフ以上に走りを意識した仕様になっているようです。
日産リーフよりもホンダe が「買い!?」
ホンダeの比較車種として、同じ電気自動車の日産リーフがあります。
日産リーフは2017年に現行型がデビューしており、現在では長い航続距離を実現する【リーフ+】も存在します。
ノーマルのリーフでもWLTCモードで322kmを実現しており、【リーフ+】では出力がアップしているのにもかかわらず458kmを実現しています。
このように、純エンジン車とほぼ同様の走行距離を実現しているため、長距離ドライブでも安心して乗ることが可能になっています。
また、急速充電も可能でノーマルモデルで40分、リーフ+で60分程度で満タンになる点も魅力的です。
車両の寸法は全長4480㎜×全幅1780㎜×全高1560㎜と、ホンダeよりも長くなっています。
従ってファミリーユースに使うにはリーフが適していると言えます。
一方ホンダeに関しては航続距離が200km程度と少なくなっています。
これはコンパクトボディの電気自動車ということで、街中を中心に走ることを前提に考えられた結果のようで、実際に開発責任者の方も「このくらいの航続距離で十分」とおっしゃっているようです。
この車は基本的にヨーロッパでの使い方を重視して考えられており、市街地は電気自動車を使い、長距離移動には公共の交通機関を利用するというものです。
最寄の駅までは電気自動車で出かけ、そこから電車に乗る「パーク&ライド」などが想定されます。
そうなると「1回の充電でどれだけの距離を走れるか」という評価は、電気自動車にはなじまないとも言えると思います。
となるとコンパクトなボディにしてしまったほうが合理的なのです。

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しかし、上記で紹介した通りホンダの車であるからには走りの性能も考えないといけないため、後輪駆動に4輪独立懸架サスペンションを採用し、ハンドリング性能とモーターを活かしたパワーを存分に活かした楽しい走りが出来るような設計にもなっています。
実際にリーフにもスポーツバージョンである「NISMOバージョン」が設定されていますが、ホンダeはリーフよりもコンパクトなボディのためノーマルでも爽快な走りが可能になっていることでしょう。
この車も今後モデューロXや無限仕様などのコンプリートカーが設定される可能性もありますが、それらになると電気自動車でありながら走りに行きたいと思わせてくれる性能になるでしょう。
また、室内空間に関してはボディサイズが大きいリーフのほうが有利でしょう。
ホンダeの前席の広さは十分確保されていますが、リアに関しては駆動用モーターが後部に搭載されるため、後席の足元空間と荷室は狭めです。
大人4名がしっかり座ることが出来るスペースは持っていますが、リーフに比べてシートが少し薄い設計となっているため、座り心地に関してはリーフのほうが良さそうです。
最後に価格の部分ですが、日産リーフの価格は332万円~418万円となっており、ここに40万の補助金が入るためベースグレードに関しては300万円を切る車両本体価格になっていて電気自動車としてはかなり安い価格で手に入ると言えます。
一方ホンダeはまだ細かい価格は発表されていませんが、補助金込みで350万円程度になるようです。
コンパクトなボディの電気自動車ということを考えると少し高く感じる方も多いと思います。
しかし、ホンダeはリーフには未搭載のAI技術の音声認識システムや、サイドカメラシステムなど市街地走行に便利な最新の技術がコンパクトボディに搭載されているため、その点を考えれば納得のいく価格だと感じる方もいらっしゃると思います。
結論としては、人もゆったり乗せられてある程度の荷物も載せたい、電気自動車で長距離ドライブをしたいという方は日産リーフ。
街中を中心に通勤や買い物などの普段の足として電気自動車を使いたいという方は2020年秋に発売されるホンダeということになるでしょう。
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