新車を買うならいつが一番お得なのか?営業マンが教える安い時期とは/店によっても違いはある?

営業マン

新車を買う時はいったいどのタイミングで購入するのが良いのか、とっても悩まれると思います。薄利の中古車とは違って新車には十分な利益があります。そしてその利益に対し、どれだけの値引きをするのかはディーラーによってそれぞれ決まっています。

そしてさらに、その値引き額の幅は購入する月によって大きく異なるという事実があります。お得に買える月とそうじゃない月では、値引き額に大きく差が出てしまいますので注意してほしいものです。もちろん我々営業マンは「今が1番お得ですよ~」なんてセリフをいつでも言っていますけどね。

この記事では、現役営業マンにしか分からない安く買えるベストなタイミングや裏技を紹介していきます。

新車を購入する月によって下取り額は違う

電卓

下取りは販売会社にとって金融商品でもあります。そして生ものであり、相場によって下取り価格は大きく変動します。まずは下取りの価格がなぜ変化するのかをご説明します。

下取りの基本的な考えは次の通りです

  1. 国内の中古車市場、輸出先の人気により下取り価格は月に関係なく大きく変動する
  2. ひと月経つごとに3万円づつ価値は下がっていく
  3. 年が変わるごとに10円づつ価値は下がっていく

特例として

  1. リーマンショックなどの世界的情勢には強く影響し、下落する可能性が高い
  2. 国内の大規模災害により、中古車の需要が高まり高騰することがある
  3. 限定車や廃盤になった車は、逆に時が経てばプレミアが付いて高騰する可能性がある

結論は相場の高騰や下落は考えないとして、下取りは【何月に売るのが一番高い】という概念はありません。

輸出対象の下取りでない場合、時が経つにつれて価値はどんどん下がってしまいます。早めに売るのが得策でしょう。

逆に輸出対象の下取りであれば時が経つと価値が下がるとは言い切れません。高騰する可能性は十分にあります。ただし、常に相場は把握しておかないと高騰しているのかの判断ができないため、売る気がなくても買取店やディーラーで定期的に下取りの査定はしておく必要があります。3カ月に1度、最低でも半年に1度のペースが理想です。

POINT
輸出対象の下取りは、ランクル・プラド・ハイエース・アルファード・ヴェルファイア・プレミオ・C-HR(ガソリン)・プリウス・GTR・インプレッサ・ランエボなどがあります。また、新型RAV4やスープラも対象になると思います。
セールで営業マンがよく言うセリフに「セール中であれば高く下取りますよ」があります。これはウソです。たしかにその時の相場に対して高く下取ってはいるのですが、上記の通り、時が経つにつれて下がっていってしまう相場には逆らえません。いくら高く下取っても、時期の経過でそれまでに失った下取りの価値は取り戻せません。あくまで、その時の相場に対して高く下取っているだけで、やはり早く売ることに越したことはありません。

新車はやっぱりセール中に買うのがベスト!!

タイトルの通り、新車を買うのはやはりセール中です。セールというのは、ディーラー側が特に売りたいタイミングであります。つまりは少しでも多くの台数を売るために安くする時期でもあります。短い期間で数多くの車を売る必要があるので、この威力は凄まじいものがあります。セール期間中は利益がある車種も、利益がない車種も、普段は値引きが渋い車種や新型車もすべてがお買い得になります。

営業マンからしてもこのセールというパワーはやはり相当なもので、普段は決して通らない値引きも通りますし、ディーラーオプションに対するキャンペーンがすごくお得になっている場合がほとんどです。さらに、ほとんどのディーラーは「セール期間中のノルマ」が営業マンに与えられます。わずか10日間の日数で10台売らないといけないこともあり、我々営業マンからしても安くできないとこのノルマは達成できません。

よって、セールはユーザーのわがままを聞いてくれる絶好のタイミングとなります!!

セールと言っても、しょっちゅうやってるイメージですよね?次はセールについて紹介していきます。

3月と9月にある「決算セール」 ☆☆☆☆

家電量販店と同じで3月と9月にセールがあります。決算セールや期末セールと言われているものです。決算セールはどこの販売店でも大々的に開催され、やはりお買い得な内容となることが多いです。お買い得レベルは星4つ。

さらに同じ決算セールでも「お得な内容」に若干の違いがあります。

3月の決算セール☆☆☆

9月の決算セール☆☆☆☆

9月の方がなぜお買い得なのか?それは12月までに登録できる最後のチャンスとなるからです。(販売店の売り上げは注文ではなく登録ベース)

トヨタ自動車の年間総合表彰というものがあります。これは優秀な成績を収めたトヨタ系ディーラーに与えられる特別な表彰です。優秀な成績かどうか判断する基準の中に新車の販売台数があります。どこのディーラーもこの勲章を獲得するため、年末にかけて試乗車・代車・社用車を買い替えるくらい躍起になります。少しでも年内の登録台数を増やしたいため、多少無理してでも販売するラストチャンスとなるのが9月の決算セールというわけです。

各ディーラー独自のセールが1番お得!☆☆☆☆☆

年間を通して1番お買い得となるセールは、各ディーラーが特に力を入れている独自のセールです。このセールは各々いろいろな時期に開催するので何月か断言できませんが、6月と11月に開催することが多いです。購入するディーラーは独自のセールがいつ開催されるのか、営業マンから事前に聞いておきましょう。

独自のセール☆☆☆☆☆

この独自のセールは、ディーラーの名誉のためにも目標を必ず達成しようと必死です。そのため、値引きはもちろんのことキャンペーンの内容もかなりお買い得になります。

様々なセールの中での「お買い得レベル」は決算セールをも上回ります。この独自のセールはライバルのディーラーと差をつけることが目的なので、営業マンに与えられるノルマもかなりの台数となります。営業マンだけではなく、上司と会社も本気になって売ろうとする唯一のセールとなります。

ぼくのディーラーも、この独自のセールで売る台数はわずか10間のセール期間で他のディーラーの1カ月分にもなります。。。

ディーラーって他にもいっぱいセールやるよね?☆☆

基本的にディーラーは「いつでもセールを開催している」イメージをお持ちだと思います。ぶっちゃけそうなんですが、なにも開催されていない月も確かにあります。そんな月に比べれば、その他のセールもお買い得と言えます。

その他のセール☆☆

ただし、営業マンの巧みな話術によってお買い得な感覚になりがちですが、決算セールや独自のセールに比べれば大したことありません。何もない月に比べて多少安くなっている程度というのが正直なところです。もしも力を入れているセールまで近い時期であれば、それまで待つのが得策だと思います。

なにも開催されない時期は買い控えた方がいい!☆

お買い得レベル ☆

2月・4月・5月・7月・8月・10月は小さなセールですら開催されないことがほとんどです。「値引きも普通・キャンペーンもしょぼい」ので買い控えて上記のお買い得なセールを待つのが得策でしょう。

事故や故障などによる特別な事情がない限り、購入は延期するべきです。

営業マンに「値引きと下取りがんばります!」と言われても、所詮セールには勝てません。必ず損をしちゃいます。

値引きの渋い新型車はいつ買うと安いのか

新型車種は値引き0円~10万円がいいとこです。デビューして間もない時期は、基本的に値引きもキャンペーンもありません。実は営業マンからしてみれば、値引きをしてでも販売まくって台数を稼ぎたいのが本音ですが、そうもいきません。これには理由があります。新型車はディーラーの本社とトヨタ自動車に値引きを監視されている為です。

トヨタ自動車がブランドを守ろうとしていれば、販売会社もそれに協力しなければなりません。新型車をいきなり値引きして売るとブランドが崩れますし、そもそも「新型車は値引きをしなくても売れるでしょ」というスタンスです。

実際、新型車は値引きをしなくても売れるという事実があります。月日が経つとだんだんと売れる台数が減ってくるので、それに比例して値引きが多くなり、販売台数を維持していく流れとなります。

つまり、新型車をお得に購入したいのであれば、セールは関係なく月日が経つのを待つ方法しかありません。値引き額は半年~1年でだいぶ崩れてきますのでそれまで待ちましょう。

また、新型車を半年~1年待つことは他にもメリットがあります。実はトヨタは製造開始後、作りながら徐々に改良を重ねて完成度を高めていきます。初期不良に対し、現場の声やお客様の声を元に少しづつ手を加え、改善していきます。この初期不良はいちいち公表しません。我々ディーラーに対してもです。より完成度の高い車を購入するためにはデビュー早々購入するよりも、ある程度の期間を開けた方がいいという事です。ちなみに初期の車にリコールが多いのもこれが理由として挙げられます

新車の値引きは店(ディーラー)によって違う

よく競合する方がいますが、これをすることの1番のメリットが値引き額の差を把握できることです。キャンペーンの内容はもちろん会社(ディーラー)によって違いますが、値引きも同じく違います。最近こそディーラー間の値引き額はそれほど変わらなくなってきましたが、そんな中でも値引きが渋いディーラーというのは存在します。

この値引きが渋いディーラーをいち早く知る方法は「まわりの人に聞く」ことです。値引きが渋いディーラーは今と変わらず昔から渋いので、その地区では結構有名になっていることが多いです。値引きが渋いと噂されているディーラーで交渉しても、他の潔く値引きをしてくれるディーラーより安くなることはまずありません。

ではなぜ値引きが渋いディーラーがあるのか?それは会社の方針だからです。値引きが渋い代わりの何かが必ずあります。例えば、優秀なエンジニアがたくさん社員にいたり、営業の教育に力を入れていたり、店舗の作りや設備に力を入れていたり、メンテナンスパックや保証が充実していたりします。「値引きがすべてじゃない!」という人は、こういった所も気にしてみて下さい。

営業マンが教える安く購入できる時期まとめ

新車をお買い得に買う時期はやはりセールしかありません。また、セールの開催される時期でもお買い得のレベルは違いますので注意して下さい。少なくとも、なにも開催されない時期に新車を購入するメリットは1つもありません。

ただし、セールばかりに気を取られ、下取りの価値が下がってしまうことまで考えが及ばないお客さんも数多くいます。時期が経つにつれ下がっていく下取りの価値をしっかり意識しつつ、購入するタイミングを見極めることが重要です。

アドバイスはいつでもいいのでメールにて問い合わせてください。分かる範囲でご協力いたします。

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こんにちは。おクルマニアです。 既婚で子持ち、持ち家(ローン地獄w)で幸せな毎日を送っています。 トヨタ系ディーラーの営業マンをしながら、当サイトを運営しています。現役の営業マンが教える値引き情報や安く買う方法、下取りを高く売るノウハウや新型車情報をタイムリーに紹介してきます。 現役だからこそ分かる情報をみなさんにお伝えし、幸せなカーライフを送って頂ける手助けをしたい。そんな想いを込めて運営していきます。