車のあらゆるジャンルの中で最も高いリセールバリューなのがSUVです。さらに、その中でも特に高値で取引されている代表的な車種を過去も含めて紹介します。
トヨタ
ランドクルーザープラド・ランドクルーザー・ハイラックスサーフ・FJクルーザー・ハリアー・CHR・ヴァンガード・RAV4
レクサス
LX・RX・NX・UX
日産
エクストレイル
ホンダ
ヴェゼル
三菱
パジェロ
スズキ
ジムニー
ベンツ
ゲレンデ

国産車と輸入車を含めればまだまだSUVの種類はありますが、特別リセールバリューが高いと言う訳ではないので除外しました。
マツダはリセールが悪くて有名ですが、そのリセールから脱却する為に経営方針を変え、新車の値引きをしなくなりました。しかし、それでもまだまだリセールバリューは悪く、車種問わずマツダスパイラルから抜け出していないのが現状です。
レクサスはLXとRXが特に高く、NXやUXはまだ未知数ではありますが今後もLXとRXを超えることはないでしょう。
ベンツのゲレンデは特別リセールバリューが高いわけではなく、輸入車の中では比較的高いという意味です。同じゲレンデでも「AMG」がおすすめです。
これらの中で、日本車と輸入車に関係なく断トツでい高いのがランクル200・プラド・LXとなっています。
なぜSUVのリセールバリューは高いのか
SUVはとにかくリセールバリューが高いです。他のジャンルと比較しても圧倒的に高いです。オークション相場を見ても、ずっと高水準をキープしているのはSUVだけで、他のジャンルはたとえ高くても一時的なものです。
例えば、プリウスやアクアのように超話題性があり爆発的に売れた車は、販売されてから3年くらいはリセールが高い場合もあります。しかし、世の中に中古として十分出回ってしまってからは需要と供給のバランスが崩れ、だいたい4年目以降は残念ながら下がる一方となります。
その下がり幅は大きく、他の車に比べてもむしろリセールバリューは低くなってしまいます。
対してこのSUVというジャンルはまさに動く不動産で、購入してから1~2年以内に売ると購入価格よりも高く売れてしまうこともあります。それを見越して、時期やタイミングを見計らい、複数台購入してすぐにオークションへ流す業者や個人も存在します。
タイトルにもある通り、SUVの大型専門店として急成長を遂げている「SUV〇〇〇」は買うのも売るのもオススメできません。トラブった・騙されたなんて話を本当によく聞きますし、もしもその聞いた話が本当だとしたら、同じ商売をしている者としてあり得ませんし、許せません。
通常、上記のような売却価格が購入価格を超えるような現象は異例で、そんなに起こることではありませんしかなりリスキーです。普通に使用してから売却しても必ず高く売れるので安心してください。
売却のおすすめ時期はオークションの過去の流れを見ても、より高く売れるのは2年~7年以内となります。
それではプラドを例にして紹介してみます。
新車購入価格が350万円でも、7年後の売却価格が270万円というような現象が起こります。実際にオークションでは250~300万円で取引されています。
燃費は悪いですが、売却時の事まで考えれば金銭的にはエコカーであり、レンタカーを借りるよりも経済的ですね。
さらにこの2年~7年を過ぎるとどうでしょう?
一般的にほとんどの新車は10年10万キロ程度走る(乗り潰す)と売却価格はほとんどありません。しかし、これがプラドだと100万円以上も値段がつく可能性があります。15年乗っても100万円弱つくかもしれません。
これらの事から、プラドに限らず、SUV全般はある意味乗り潰すことが出来ないジャンルなのです。
ただし、この高いレベルは、ランクル200・プラド・LXのみの話であって、他の車種になるともっと安くなってしまいます。それでも他のジャンルに比べれば圧倒的に高いリセールバリューとなっています。
もしもSUVで検討しているのであれば、より高く売却できるように上記の車種から選んで下さいね。
SUVのリセールバリューが高い理由
なぜSUVのリセールバリューは高いのでしょうか?それは、輸出により海外で高値で取引されている為です。
ただし、SUVのすべての車が輸出されているか?というとそんな事はありませんが、輸出されていない車でもSUVは国内の中古車市場でも人気があります。SUVに乗ってボードやサーフィン、キャンプや海水浴に行きたい人たちは中古車ユーザーの中にも大勢います。
このようにSUVの人気は高いですが、そもそも新車から流れてくる中古の玉数が少ないにも関わらず、国内外での需要が多い現象が起きているので何年経っても値段は落ちづらいです。輸出や国内の需要と供給のバランスにより、SUVの高いリセールバリューが保たれている訳です。
特に、輸出対象の車は超高値で売却できますが、その理由に海外での日本製SUVに対する信頼が絶大であることが挙げられます。
海外では車検や点検など、車のメンテナンスをしないといけない法律がない国が数多くあります。となると、そういった国では車のメンテナンスなんていちいちしません。メンテナンスはしないですが誰もが長く乗りたいのです。
そうなると、MADE IN JAPAN のSUVが壊れにくく頑丈であり燃費もいい。ということで人気があります。
海外では日本車が新車で買えなかったり、輸入時の税金が上乗せされて超高額となっている問題もあります。そこで、日本から直接輸入するという方法が取られています。
車にとって過酷な環境(砂漠や海辺)の海外では、多少値段が高くても日本車の信頼を買おうとします。それに、海外ではノーメンテナンスで30万キロ以上走りますので、日本人が「たくさん乗ったからボロボロになった」と感じる10万キロなんて気になりません。
これらが、10年10万キロ乗っても高値で取引される日本製SUVのカラクリとなっています。
下取りは一括査定か買取店でも査定をしておく
下取りを少しでも高く売りたいのであれば、ディーラーだけで決めるのは間違いなくもったいないです。特に、海外への輸出が絡むSUVに関しては、どこの買取店も喉から手が出るほど欲しい車です。買取店やディーラーや一括査定でものすごく差が出るジャンルになるので、慎重に売却するところを決めて下さい。
また、営業マンに提示された下取り価格が高いのか安いのか、それだけでも分かるようにしておいてください。SUVには相場があってないような車なので、自分が「納得できる価格」や落としどころは決めておかないといけません。それを把握するためにもディーラー以外も絶対に利用するべきです。
例えば、一括査定は個人情報と下取り車の情報をスマホやパソコンから打ち込むだけで向こうから連絡してきます。登録した瞬間から10社くらい電話がかかってきて面倒くさいですが、1日その作業に専念するだけで下取りのマックス値が把握できるのでかなりオススメです。
必ずいい値段は付くので期待を込めて一括査定に申し込んでみて下さい。(最近は面倒なやり取りを大きく省くことが出来るオークション形式の一括査定も流行ってきています)
また、そんな時間がないという人はせめて買取店を最低3社行きましょう。3社行くだけで、おそらく価格の差が出てくると思いますし、なんとなく落としどころも分かると思います。あとは3社のうち高い方と交渉しながらディーラーとも交渉しましょう。(ディーラーは基本輸出は苦手なジャンル)
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