トヨタ86はスバルBRZと同時発売されて両者とも国産スポーツカーとしてたちまち人気となりました。
トヨタ自動車の社長を務める豊田章男さんの粋な計らいによって実現した「久しぶりに登場した乗って楽しいクルマ」です。
豊田章男社長本人も大のクルマ好きで、自身もレースに参加するほどです。
若者のクルマ離れをなくすために、「良い意味で」これまでのトヨタをぶっ壊そうとしています。(個人的にも応援しています!)
安定のトヨタ。良くも悪くも保守的。万人受けする内外装のデザイン。時代のニーズに合ったものだけを作る。
これが今までのトヨタの考えでした。良いクルマというよりも販売台数と利益を優先した結果、会社としては儲けがありました。
企業としては成功しているものの、ユーザー目線では「楽しくワクワクする車が無い」状態になってしまいました。
しかし、豊田章男社長になってからは
FJクルーザーの逆輸入。アベンシスの逆輸入。ランクル70の復刻。86の開発。ハイラックスの逆輸入。スープラの復刻。
とかなり積極的に本当にいい車づくりを目指してトヨタを変えようとしています。
外装デザインはこれまでのデザイナーの意見に反対し、何度でも作り直させていると聞きます。(今までの社長は完成したデザインを1回やり直させる程度。章男社長は4回も5回もやり直させているらしい)
章男社長はとにかくおもしろいクルマ、かっこいいクルマ作りに重点を置いています。需要があって万人受けする車を作り、目先の利益だけを得る会社ではなくなりました。
これは、外装色や内装色の種類にも表れています(ちょっと前まではありきたりな色しか設定がなかった)。
そして、今回紹介する86は、スバル独特のボクサーエンジンをトヨタの技術で量産し、あまり数の売れないであろうスポーツカーをトヨタの膨大なネットワークとネームバリューで販売、フォローするという計画で始まりました。
そしてその考えは見事成功し、たちまち人気のあるクルマとして「楽しいクルマに乗りたかったユーザー」に支持されて、新しく多くの86ユーザーが誕生しました。
若い頃はスポーツカーに乗って走り込んでいた50代。
マニュアルのスポーツカーに乗ってみたかった20代。
子育てがひと段落した女性が欲しかった赤色のスポーツカーなど。
車離れが問題視されるこの時代において、この86は光と希望を与えた存在になりました。
それまでのスポーツカーと言えば日産GTRがありましたが、高価でコンピューター制御だらけのハイテクマシンとは違い、自分で操作を楽しむことができるクルマ、それが【トヨタ86】です。
前置きが長くなりましたが、今回の記事では86の利益や値引き額について紹介していきます。
86の利益はどれくらい?おすすめのグレード
まずは売れ筋グレードとオプションを決めていきます。
【グレード GT MTミッション】
メーカーオプション
- ホワイトパール
- スペアタイヤ
ディーラーオプション
- サイドバイザー
- ナンバーフレーム前後
- ボディーコーティング
- ナビ(中グレード)
- バックガイドモニター
- ETC
- プライバシーガラスフィルム
以上が1番売れている内容となります。
86は低価格で買うことのできるスポーツカーですが、グレードを上げてしまうと意外と高い買い物になるので要注意です。
それを踏まえると、外見もかっこよくてある程度の装備がついている【GT】がオススメです。
さて、この内容での利益は、、、ズバリ、47万円となります。
また、ナビやコーティングを社外でユーザー自身が用意する場合は、、、ズバリ、38万円となります。
このように、トヨタ86はボディーサイズの割りに利益は意外とあります。
また、マニュアルとオートマが存在しますが、どちらもほとんど同額の利益となります。
次はこの利益に対しての値引き額について紹介していきます。
86の値引き額の相場は?限界は40万円!?
上記の売れ筋グレードとオプションでの値引き額は、、、
ズバリ、30万円となります。
また、ナビやコーティングを社外でユーザー自身が用意する場合は、、、
ズバリ、25万円となります。
利益に対して値引きが少ないような気がしませんか?これには理由があります。
トヨタの86は全チャネルで販売していて、競合が可能です。
しかし、スバルと共同で開発された建前、値引きを大幅に崩すことができません。トヨタもスバルも同じ土俵でないと不公平になるからです。
なので値引きのアッパーは上記のように決まっています。でも大丈夫。
値引きのアッパーは決まっていますが、キャンペーンを値引きプラスアルファで有効活用しましょう。
キャンペーンは販売会社が独自に設けていて(ナビを付けてオプションプレゼント等)、このキャンペーンをうまく利用できれば値引きプラスαでトータルで40万円も可能です!
ただし、値段交渉の前にどんなキャンペーンがあるのかを営業マンに聞いておく必要があります。そうしないと、営業マンに値引きでコントロールされてしまいます。
また、販売会社によってキャンペーンの内容が違いますので、1番お買い得になるキャンペーンを設けている販売会社で交渉を進めることをオススメいたします。
さぁ!「トヨタ86」をお買い得に買いましょう!

最近は悲しいことに、マニュアルのスポーツカーを新車で買えること自体が珍しくなってきています。
中古車相場でもマニュアルのスポーツカーが高騰し続けていますが、その理由は単純に在庫がない為です。
10前ならたった30万円で買うことのできたボロボロのスポーツカーも、今買うと100万円で取り引きされていたりします。
今となってはほとんど中古でしか手に入らないMT車ですが、新車なんてさらに希少な存在となっています。
あのモータースポーツ【F1】ですら、すでにHVなどの電動化になっていたり、電気のレーシングカーが誕生しているくらいですからね。
近い将来、世の中からマニュアルのスポーツカーは間違いなく無くなってしまうでしょう。
新型スープラもBMWと共同開発して華々しくデビューしましたが、ATの設定しかありませんし、噂によるとトヨタ車で最後のエンジンスポーツカーになると言われているくらいです。
個人的にもいちクルマ好きとして「つまらない時代になったなぁ」なんて心底思います。
こんな時代だからこそ、価格もお手頃で走って楽しい最後?のMT設定のある86を購入してみてはいかがでしょうか!
もしかしたら10年、20年後にプレミアがつくかもしれません!(可能性は高い)
以下まとめ
- 売れ筋グレードとオプションで利益47万円、値引き30万円
- ナビやコーティングを社外でユーザー自身が用意する場合で、利益38万円、値引き25万円
- キャンペーンは値引きプラスアルファでOKでトータル40万円も可能
- 販売会社によってキャンペーンの内容は異なる
- トヨタでは最後のお手頃価格のスポーツカーになる
- 購入後、プレミアがつく可能性がある
また、この記事はあくまで下取り無しでの交渉が条件となります。
あなたが1番安く買う方法は「値引きはこの記事で公開した目標値を目指し、下取りは別で考える」ことです。
下取りをディーラーに入れてしまうと値引きと合算されてしまいます。下取りはディーラーへは入れず、他で高く売却してください!
手っ取り早く、しかも高値で売ることができるのは以下のような一括サイトです。使わない手はありません。
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