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名前の由来
ラテン語で「水」を意味する。環境に優しい=水のイメージで付けられました。
日本車で最も燃費の優れたクルマとして華々しくデビューしたアクア。日本の市場では低燃費合戦が繰り広げられていますが、その中で生き残るためには「圧倒的な低燃費」が必要不可欠となっています。
逆を言うと燃費の悪いクルマは、例え価格の安い軽自動車やコンパクトカーであっても間違いなくこの市場から姿を消していくでしょう。
現在の市場ではアクアのようなハイブリッドカー以外にも、軽自動車や電気自動車、プラグインHVなどが混入していますが、それぞれメリットとデメリットがあります。
軽自動車は税金や車検等の維持費も安く、燃費もハイブリッド並みに良いですが、安全面の弱さがネックです。さらに車両価格も近年では高額化していて、200万円オーバーも当たり前となっています。
電気自動車やプラグインHVは車両価格が高く、インフラが整っていない、走行可能な距離もまだまだ少ない等、実用性としてはまだ低めです。
それに対し、アクアのようなハイブリッドカーは軽自動車と同じ200万円前後で購入可能ですし、インフラにも影響されません。
そのため、低燃費合戦が繰り広げられているコンパクトクラス市場では、まだしばらくはハイブリッドカーがメインとなりそうです。
アクアは発売当初、コンパクトクラス市場でNo1の燃費を引き下げてデビューし、発売当初の売れ行きは想像以上の爆発力がありました。アクアがデビューした後、他メーカーも同じように低燃費カーを開発してきていますが、それでもまだまだ好調な販売ペースはキープしています。
2021年にフルモデルチェンジの噂がありますが、そこでは再度トヨタのプライドに掛け、コンパクトクラスNo1の低燃費を打ち出し、販売台数もトップに返り咲くことは間違いありません。
この記事では、2020年現在のアクアの魅力について紹介していきます。
アクアはもう古い?モデル末期は事実
2014年12月 マイナーチェンジ
2017年6月 マイナーチェンジ
これまでの9年と間に、マイナーチェンジを除いてもデビューから3回もの改良が入っています。その都度デザインの小規模な変更や燃費の改善、安全装備の充実化が図られてきました。
アクア以外のモデルサイクルを見ても、ロングモデルでも7年~9年となっています。現時点で9年の歳月が経過している現行アクアは、フルモデルチェンジまで秒読みなのは間違いありません。
アクアの魅力はやっぱり燃費良いところ
トヨタのアクア・燃費
プリウスで培った最先端技術によって、他メーカーを圧倒する低燃費を実現しています。
他メーカーとは違ってエンジンとモーターの両方が主役であり、エンジンブレーキやフットブレーキのエネルギーを効率よく回収&変換し、運動エネルギーとしての動力源にしています。
また、この技術は特許を取得している為、現在も他メーカーのハイブリッドとは違うシステムとなっています。
- カタログ燃費 34.4km/L(Lグレード38km/L)
- 実燃費20km/L~30km/L
基本的にアクセルとブレーキの踏み込みが多く、アクセルワークが激しい人は燃費が伸びません。
また、エンジンをかけてから暖気が終わるまでの時間内に目的地に着くような距離を頻繁に走行する人も燃費は伸びにくいです。(暖気が終わる目安は 片道2キロ)
トヨタのアクア・安全装備
アクアの現行モデルは、マイナーチェンジや改良を何回か繰り返すことによって安全機能もニーズに合った内容へと進化しています。
- 自動ブレーキ対車(10km~80km内で最大30km減速)
- 自動ブレーキ対人(10km~65km内で最大20km減速)
- アクセルの踏み間違い防止機能(前後)
- コーナーセンサー
- レーンディパーチャーアラート
- オートマチックハイビーム
- 先行者発進告知機能
- LEDヘッドランプによる視界の良さ
トヨタのアクア・ボディーサイズ/エクステリア/インテリア/乗り心地
ぼくの意見ではありますが、特別高級感があるとか、かっこいいとか、室内空間が広いとか、そういった感想は正直ありません。
ただ、2011年にデビューしたとは思えない、時代を感じさせないデザインになっているとは思います。
個人的意見ではありますが、アクアは「安く買える燃費に特化した車」と割り切った方が良よさそうです。もしそうではなく、高級感や乗り心地等を求めるのであればプリウスにした方が無難です。
ボディーサイズ
全幅 1695㎜
全高 1455㎜
最小回転半径 4.8m
全高に限っては、コンパクトクラスでも最も低くなっている為、座席に座った状態での頭上のクリアランスは特に低くなっています。小回りは他のコンパクトカーと比較しても似たり寄ったりです。
エクステリア
【親しみやすさ】【軽快さ】【洗練さ】をコンセプトに開発。低重心でスポーティーでありながら、どこか親しみのあるフロントとリアデザイン。それでいて現代に沿った印象を演出しています。
- フロントグリルを大型の台形にすることで、コンパクトでありながら迫力あるフロントデザイン
- ヘッドライトは伸びやかな造形にし、知的さや大人っぽさを表現
- 大型リアコンビランプにより迫力を演出し、赤を基調とした先進さも出している

https://udn.webcartop.jp
インテリア
【先進性と表情の豊かさ】をコンセプトに開発。シンプルで特徴的な造形と質感の向上を図っています。
- 鮮やかで画質のキレイなマルチインフォメーションディスプレイ
- センタークラスターを一体化し、メッキで縁取り高級感を演出
- ステアリングは現代に見合ったデザインで、ピアノブラックを採用
- ピアノブラックやメッキを採用しつつも、落ち着きのある親しみやすいインテリア

autoc-one.jp
トヨタのアクア・乗り心地
コンパクトクラスでは標準的な乗り心地ではありますが、コンパクトで軽い車体を1500㏄+モーターで動かしている為、想像以上に軽快な走りとなっています。
エンジンとHVの両方が主役となっている為、二刀流で十分にパワーを発揮してくれます。その為、アクセルを踏み込んだ時の室内に響くエンジン音は、他メーカーのハイブリッド車に比べればまだ聞こえない方だと言えます。
足回りは硬めではありますが、コーナーリングはしっかりとボディーを支えてくれる安心感があります。
全高が低く、風の抵抗を受けにくいデザインとなっている為、高速道路などの様にスピードを出したときの安定感はコンパクト市場No1となります。
営業マンから見たトヨタのアクア
軽自動車やコンパクトカーのガソリン車で検討するのであれば、価格的にもアクアを視野に入れることをオススメします。総額が意外と変わりませんし、燃料代も年間走行距離が多ければ多いほどアクアのお得感が増してきます。
また、アクアは2011年からかなりの台数が販売されているので、故障が極端に少ないのも大きなメリットとなっています。実際に現場で働く筆者も、アクアの故障にはほとんど出会ったことがありません。トヨタ車の中でも特に完成度の高いハイブリッドカーと言えます。
2021年のフルモデルチェンジでは燃費が45km/Lと予想されていますし、TNGAの採用によって乗り心地もかなり改善されるはずです。もし、お得に買いたいのであれば現行型。値引きが渋くても最新のアクアに乗りたければフルモデルチェンジ後を狙うようにしましょう。

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