実はタイでは先行して生産&販売を開始しているカローラクロス。初のお披露目となってから早くも1年が経つのをご存知でしょうか?
【カローラクロス】というネーミングからも分かるように、GA-Cプラットフォームを採用したSUVとなっており、国内のみならず世界で活躍するモデルとなっています。
タイから始まり、ブラジル・台湾ではすでにトヨタの世界戦略車として奮闘しており、今回いよいよ北米とにほんでの量産がスタートすることになりました。
国内では9月14日に発表されて、25日あたりには店頭発表会という流れになりそうです。生産は8月30日からスタートとなる計画ですが、一番売れるであろう【S】グレードのみ、注文の集中&混乱を防止する意味で、5カ月後の生産スタートとなるようです。つまりいち早く乗りたいユーザーは「Sグレードの選択は出来ない」とう事になります。
ただし、これはあまり知られていないのですが、従来通りに購入するユーザーよりも、KINTO経由で購入して法が納期が早い傾向にあります。噂ではKINTO用のみ、Sグレードは前倒しで生産するという話もあります。
カローラクロスのボディサイズ
全長 | 4490 |
全幅 | 1825 |
全高 | 1620 |
ホイールベース | 2640 |
ラゲッジ容量 | 487ℓ |
実は日本で売られるカローラクロスも、海外仕様とほとんど大差ないボディサイズとなっています。以下、現在人気のる車種と比較してみましょう。
ヤリスクロス | RAV4 | ハリアー | |
全長 | 4180(+310) | 4600(-110) | 4740(-250) |
全幅 | 1765(+60) | 1855(-30) | 1855(-30) |
全高 | 1590(+30) | 1685(-65) | 1660(-40) |
ラゲッジ容量 | 390(+97) | 580(-93) | 409(+78) |
数字で比較すると分かりやすく、全長こそ短めではあるものの、全幅はRAV4とハリアーには引けを取りっていません。実物を見てみないと分かりませんが、幅が大きいクルマは例え全長が短めであったとしても迫力はありそうです。
また、広いラゲッジスペースも魅力的で、ゴルフバック3個、スーツケース2個を積むことが可能。その広さはヤリスクロスやCHRよりも広くなっています。さらに、地面から開口部までの高さはCHRよりも70㎜低い720㎜で、ハンズフリー電動ハッチゲートの設定も魅力です。

グレードは全部で4つ
【G-X】→【G】→【S】→【Z】の4グレードから構成されています。
それでは、主な装備とグレードアップにより追加される装備を紹介していきます。
【G-X】
215/60R/17樹脂キャップ・LEDヘッドランプ・7インチディスプレイオーディオ・2スピーカー
【G】追加される装備
インテリジェントクリアランスソナー・本革巻きステアリング・上級ファブリックシート・オート格納式ドアミラー・4スピーカー・バックガイドモニター
【S】追加される装備
17インチアルミホイール・ルーフレール
【Z】追加される装備
225/50R/18インチアルミホイール・シーケンシャルターンランプ・合皮コンビシート・自動防眩インナーミラー・運転席パワーシート
グレード構成の詳細
ガソリン車、ハイブリッド車ともに【G】【S】【Z】の3つのグレードが用意されます。さらに、ガソリン車にはレンタカーや社用車需要を視野に入れつつ、価格を引き下げるために【G-X】をエントリーモデルとしてラインナップ。
衝突軽減ブレーキに代表されるセーフティーセンスは全グレードに標準装備。踏み間違い防止装置のインテリジェントクリアランスソナーとバックガイドモニターは【G-X】以外に装備されます。
事実上のベースモデルとなる【G】グレードにも7インチディスプレイオーディオが装備され、トヨタの繋がるコネクティッドカーに対応しています。ディスプレイオーディオといえばCD&DVDが挿入できないのがネックですが、カローラクロスはデッキをディーラーオプションで用意することで柔軟に対応できるようになっています。
人気グレードとなりそうな【S】には、17インチアルミホイールとルーフレールが装備され、エクステリアは一気にスタイリッシュな印象となります。また、オプションではパノラマルーフ・電動ハッチゲート・パノラミックビューモニターが用意され、さらに9インチディスプレイオーディオ&6スピーカーへアップグレードする事も可能。
最上級モデルとなる【Z】には、18インチアルミホイールとシーケンシャルターンランプ、LEDフォグランプ、電動ハッチゲート、自動防眩インナーミラーが標準装備となり、インテリアには合皮コンビシートによる質感アップと運転席のみパワーシートが装備されます。最近多くなってきたワイヤレス充電もオプションで可能。

ボディカラーは全8色、インテリアカラーは1色
プラチナホワイトパールマイカ・シルバー・セメントグレーメタリック・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン・アティチュードブラックマイカ・センシュアルレッドマイカ・アバンギャルドブロンズメタリック・ダークブルーマイカメタリック
以上の8色から選択ができる。特に珍しい色が豊富という訳ではありませんが、イメージカラーに起用されるダークブルーマイカと、トヨタでは珍しいセメントグレーメタリックが他の車にはあまりない色となります。
インテリアカラーについては、海外向けにはレッドやライトベージュが設定されているようですが、残念ながら日本のカローラクロスは「ブラック・モノトーン」のみ。その後、特別仕様車として違うカラーを投入してくると予想できます。

パワートレイン
パワートレインはタイ仕様と同じく、1800ℓガソリンエンジン(140ps/17.3kgm)と、1800ℓ+HV(122ps)で構成されます。
燃費はガソリンが13.7km/ℓ・ハイブリッドが21.8km/ℓとなりそうですが、発売時には少し変動しているかもしれません。
価格の差を考慮しても、おそらく売れ筋はハイブリッドとなりそうです。
どんなユーザーが買う?
デザインや大きさから、ターゲット層は40代~50代となりそう。
ライズやヤリスクロス、RAV4やハリアーはまだデビューして間もないですし、トヨタ車からの乗り替えで言えばCHRからというのが自然な流れになりそうです。
とは言っても、トランクの広さや全高の低さから見れば、様々なユーザーからの買い替えが狙えるのも事実。ステーションワゴンと同じような使い方もできそうなので、スバルからユーザーが流れてくることも考えられそうです。
「渋いインテリアが好みでヤリスクロスは気になるけど、室内が狭いのがネック」と考えているなど、基本的には年齢層が若干高めの層を狙った一台になるのは間違いなさそうですね。
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