【e-Palette】は新たな領域へ
「すべての人に移動と感動を」
この言葉をコンセプトに生まれたモビリティが【e-Palette】です。
メディアでも紹介されている通り、2020年の東京オリンピックの選手村で移動サービスを提供する事になっています。
人を運ぶだけでなく、移動レストラン・移動図書館・移動Barなど、空間を運ぶことで見えてくる新たなサービスを模索しています。
これまでのコンセプトモデルでは、低床を狙って小さいタイヤにし、前後ツインタイヤのものもありましたが、操作系の複雑さなど実用には向かない部分も多くシングルタイヤとなりました。

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スペック一覧
全長/全幅/全高 | 5225㎜/2065㎜/2760㎜ |
ホイールベース | 4000㎜ |
乗車定員 | 20人・車いすの場合は4台+7人 |
パワーユニット | EV |
航続可能距離 | 150km |
最高速度 | 19km/h |
東京パラリンピック時には必須条件となる車いすにも対応していて、乗り降りしやすいように床下地上高はちょうど歩道の高さになっているそう。
これからの自動車はこれを基準に大きく変わるかも
【e-Palette】はこれからの自動車の役割を模索する上で、まずは東京オリンピックで試しに運行する程度に過ぎません。
オリンピックで得たデータやニーズを元に、車のこれまでの役割であった「単なる移動手段」から、個々によって用途や仕様の違った「移動可能なモビリティ」へと進化する第一歩になります。
しかも、全世界から注目を浴びることになるオリンピックに合わせて運行することで、世界が本当に求めているニーズをリアルに把握できるメリットがありそうです。
車両制御には、外部からのサイバー攻撃に対するセキュリティを万全に整え、車両制御コマンドの安全性を一定のルールに基づいて確認できる高度安全運転支援機能(ガーディアン)を備えています。
さらに、MSPF上に整備されたOTA(無線通信によってソフトウェアの更新を自動で行う)環境によって、自動運転キットのソフトウェアを常に最新の状態に更新することができるそうです。
自動運転技術や安全機能技術の最先端が凝縮されたオリンピック専用車は、すでに世界中で注目されています。
トヨタの力を試す絶好の機会である反面、オリンピック期間中に故障や事故、誤作動による危険が及ぶとなると、たちまち海外メディアに取り上げられて一気に信用を失ってしまいます。
そういった意味でも、トヨタ自動車にとってオリンピックは「力の見せ所」となりそうです!
GOODポイント
歩道と同じ高さにわざと設定されているため、一人でも簡単に乗り降りが可能となっています。ちなみに登り板を使っても床下地上高が低い分、そんなに急な角度にはなりません。

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室内の床は完全なフルフラット(バリアフリー)となっているため、車いす使用者や高齢者、妊婦や小さな子供にとっても安心です。ちなみに自動ドアが開けば、乗り降りのし易いプレートが自動でせり出してくれます。

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時速19kmとは言え、人が飛び出して来たら大変危険です。自動運転のe-Paletteですが、危険を察知すれば自動で止まります。

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単なる移動手段ではなく、将来的にはさまざまなサービスにも対応します。

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現代のように、体調が悪くなったら病院に行き、そこで初めて診察を受ける。のではなく、病院に行くまでの道中で診察を受けるという画期的なものです。適切な病院へ移動してくれそうですね。

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