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豊田章男社長のメッセージ
豊田章男です。
困難が世界を覆う中、僕はみんなのことを本当に心配しています。
きっと、みんな、状況は違っても、先のことを不安に思い…、 感染拡大のインパクトがどんなモノか? すごく心配しているだろうと思っています。
いつになったら終わるのか? 先の見えない不安が、一番辛いですよね?
だけど、いつかは収まる…。 そして、絶対にこの苦境を乗り越えていける…。 それだけは断言します。
あなたの地域のリーダーは、僕たち日本のメンバーと一緒になってあらゆるケースに対応できるよう連携を深めてくれています。 だから、みんな安心していて欲しい。
それと、もうひとつ… みんな、目の前のやるべきことに集中しよう! きっと、不安は少し和らぐと思う。
お客様のため…、仲間のため… なにかやれることを考えていきましょう!
みんなで、毎日毎日、少しずつでもやっていければこの危機を乗り越えていけるんじゃないかと思ってます。
これまで、幾度となく、僕たちは困難に直面してきました。
リーマンショックだって… リコール問題だって… 度重なる自然災害だって… 逆境の時こそ、トヨタは力を発揮していけるんです!
大変な思いをしながら懸命に仕事を続けてくれている皆さん、 そしてご家族の皆さま、心から感謝しています。
今も、現場に立ってくれている人… 家で仕事せざるを得なくなっている人…
僕は、常に、皆さんと共にあります。 そして、みんなの助けになるなら、何だってやるつもりです。
なぜなら、僕らは家族だから… 困ったときに、助け合うのが家族だから…
この状況を乗り越えるため、みんな自分のやるべきことをやりましょう… 各地域の方針にも従うことも絶対に忘れずに…
健康第一!そして、常に前向きに!
明けない夜はありません。
そして、これだけは忘れないで欲しい…
僕らに乗り越えられないものなんてない!
みんな、ありがとう。健康第一!
実際にどれぐらい不景気なのか
日頃からいろいろな企業を相手に訪問活動をしている営業マンのぼく。
消費税増税後、明らかに景気が悪くなりました。
特に駆け込み需要があった訳でもなく、なんの反動か分かりませんが全く車が売れなくなりました。。。
さらに、新型コロナウイルスの影響でもうどうしようもない状況になっています。
売れなくなればお客さんへ訪問し、売り込みに徹すればいい話なんですが、、、
なにをどうもがいても売れなくなってしまいました。
全車種取り扱いが既に開始し、コロナがなかった当初は希望に満ち溢れていたのに。。。今ではリーマンショック以上。大震災以上に車が売れていません。
そして、一番の問題がこれ
僕らがクルマを売らなければ、自動車業界の景気は一向に良くならないという点。
車が売れなければ、トヨタの下請け企業は大小関わらず仕事が無くなってしまいます。国内だけではなく、海外に向けて部品を製造していた企業もコロナの影響で輸出がストップ。
運送業・人材派遣業・製造業・不動産業など、どんな形であれ自動車業界に携わっているのであれば軒並み不景気になってしまいました。
社長はああ言うけど、ぶっちゃけ助けてはくれない
トヨタ自動車から仕事をもらって発展を遂げてきた企業はたくさんありますが、コストコストの時代になってからは
トヨタの圧力によって薄利多売を強いられてきた事実があります。
もともと利益の少ない仕事をほぼ強制でさせられてきた下請け企業。
それでも大元であるトヨタの言う事に従い、親であるトヨタが利益何兆とか言っているのを身近で我慢しながら、陰ながらがんばってきました。
しかし、リーマンショックや東日本大震災など、日本が大不況に陥ったとき、トヨタはこれまで何十年と付き合ってきた下請け企業をいとも簡単に切り捨てました。
「家族だから・・・」
今回公表された社長のメッセージにあるこの言葉。
これまでぼくと長いお付き合いをしてくれたたくさんの優良企業が
「実際に廃業していく様」
を見ていたので、この「家族」というワードにとても違和感というか、憤りを感じます。
出来ないならもう取引はしない。
製造ロボットに先行投資できないなら、仕事ない。
資金がショートして廃業しても、代わりはいくらでもいる。
こんな事を言われたと、実際にぼくは何人もの社長から聞いています。そして、それは間違いなく今回も同じです。
確かにコロナの影響は計り知れず、トヨタの責任ではありません。
いざという時でも耐えられる資金力を持っていない企業が悪いのかもしれません。
でも、もし今回の新型コロナによる大不況が1年や2年続き、下請け企業がバタバタと倒産してしまったら、その影響を1番受けるのはトヨタ自動車です。
トヨタ自動車が経営破綻したら日本は終わりです。
製造業を生業として栄えてきた日本が、今さらGAFAを相手にITで勝てる確率はゼロです。
だったら、これからも製造業で食っていくしかないんです。
海外生産をしてコスト削減していくのもいいですが、最低限でもいいので今いる「家族」は守るべきではないのでしょうか。
これから先どうなるのか。それは現場でも分かりません
お客さんともコロナの話ばかりしていますが、共通してみなさん「不安」「恐怖」「お金の心配」をしています。
本来であればコロナに対する生命の危機を感じていなければいけないはずですが、実際は今後の仕事やお金の心配ばかりしています。それはぼくも同じです。
製造の現場では半年ほどで徐々に回復していくとも言われていますが、
投資家達の中では1年~2年はこの状況が続くとも言われています。
投資家でもあるぼくも、この不景気は1年以上は続くと思いますし、もしかしたら2年以上続くことだって考えられます。
それはなぜか?
過去に起こったリーマンショックや東日本大震災の時を考えてみて下さい。
確かに一度は大不況に陥りましたが、だれもが
「近い将来、必ず景気は回復する!」
と思っていたのではないでしょうか?短期的な不景気であって、みんなで辛抱してがんばっていれば復活できるという自信があったはずです。
しかし、コロナに関して言えば、いつ回復するのか不透明で、その期間にとても不安がっているはずです。
コロナという見えない敵を相手にどこまで耐えられるのか、しかも、ほぼすべての業種で、しかも世界規模で不景気ときています。
いったいどうなってしまうのか。子供が4人もいるぼくは、みんなと同じで不安でいっぱいです。
投資という視点でも考えてみた
サラリーマンだけではなく、実業家や投資家も、はたまたユーチューバーも不安です。
今となってはもう遅いですが、現金の貯金がたくさんある人以外はみんな不安です。
景気の回復はいつになるのか?投資の視点でも少し考えてみました。
コロナ以降、日経平均株価も為替も、ゴールドも価値は下がってしまいました。安定しているゴールドが下がってしまった事にも驚きますが、ここでは株について考えてみました。
リーマンショックや東日本大震災の時、日本の株価は今回と同じように下がりました。利益確定していない投資家達は夜も眠れないと思います。
その当時の株の動きは、下がるところまで下がってから、しばらく低空飛行を続けたのち、株価が回復するまで
約2年という月日が掛かっています。株価は歴史を見ても似たような動きをするので、今回のコロナで考えてみてもこれからまだまだ株価は下がり続け、底辺をうろうろする期間が2年ほどあるのは間違いないでしょう。
しかも、世界で同じような景気となっているので外部的要因で日本の景気が回復することは期待が持てませんので、もしかしたらさらに長い年月が必要になるのかもしれません。
つまり、日本は海外の力を借りず、自力で辛抱し、自力で景気を盛り上げていく必要があります。
また、これと同じように分かりやすい動きをするのが不動産です。
投資の中でも抜群に安定し動きもゆったりしている不動産投資ですが、株と同じように過去の動きを見てみると
不動産価格は株価が上がって景気が回復してから、じわじわ時間差で取引価格が下がっていきます。
だいたい不動産価格が下がりきるまで2年ほど掛かると言われているので、
ここまでで合計4年間は景気が悪いことになります。
そして、不動産価格が下がりきると、銀行や公庫が融資を出してでも買い手を探すようになりますので、安い不動産を融資で買える投資家が増えていきます。
そこで得た利益を株や為替、事業に使うようになり、さらに銀行は企業にも融資が出せるようになってきます。
ここまでこれば「景気は回復した」と言えるようになります。
ようするに、最長で4年間は不景気が続き、そこから徐々に回復する。
というのが、ぼくの意見です。
これが正解となるのか不正解となるのか、その時になってみないと分かりませんが、不景気が4年続くという読みは是非ともハズレてほしいと願っています。
最後に、こんな時だからこそ、みんなで力を合わせ、助け合い、慰め合い、小さな光を見失わないように辛抱強く生きていきましょう!志村けんさんの死を無駄にしないように、自分たちの国は自分たちで守りませんか!
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