【充電して走れる距離は50km?トヨタの新型プリウスPHV】価格/燃費/GRがカッコイイ/中古車はオススメなのか

名前の由来

ラテン語で「~に先駆けて」という意味のプリウスとプラグインハイブリッドの頭文字を組合わせた名前

トヨタのプリウスPHVはハイブリッドと電気を両立させた実用性の高い電気自動車としてデビューしました。電気自動車という枠では日産リーフに軍配が上がっているのが現状ですが、このプリウスPHVはリーフのような他の電気自動車となにがどう違うのでしょうか。他メーカーの電気自動車やトヨタから出している水素自動車【MIRAI】などは満充電で実質300km~500kmも走ってくれます。一見この走行可能距離は普段使いでは全く問題なさそうなのに、なぜ販売が伸び悩んでいるのでしょうか。

その答えは【片道切符】だからです。

例えば長距離を走る場合、片道150kmから250km圏内の距離までしか行くことができません。それでも目的地に充電設備があればいいのですが、実はまだまだ少ないのが現状です。「だったら目的地に向かっている途中で充電したらいいんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、仮にそう出来たとしてもかなり面倒くさいです。実際に使ってみると分かりますが、遠出する度にいちいち充電しないといけないとなると「ストレス」が溜まってきてしまい、PHVを買ったことを後悔しかねません。充電している何時間もの間車の中で待たないといけなかったり、充電設備のあるポイントをわざわざ経由しないといけなかったりと手間ばかり掛かってしまいます。

さらに、実際に走行可能な距離は300km~500kmと紹介しましたが、その距離は使い方でかなり異なってきます。例えば、旅行などで長距離を走る場合、眠気を覚ますためにパーキングエリアで休憩することがあります。快適に仮眠する為にエンジンをかけっぱなしでエアコンをオンの状態にすることが多いですよね。この「かけっぱなし」が思いのほか電気を使ってしまいますので、アイドリング中にいつの間にか電気が無くなってしまった。なんてことは良くある話です。

また、スマホと同じでHVのバッテリーにも経年劣化があるのも特徴です。2年くらいは変わらりはありませんが、3年目以降はバッテリーの元気がだんだんとなくなっていきます。満充電で100%だった容量が5年で80%まで落ちると言われています。さらに、満充電で走行可能な距離は運転の癖や使用状況によっても差が出ます。アクセルやブレーキの操作が激しい場合、電気の減りが早いですし、エアコンをフルパワーで使用する頻度の多い人は電気の減りが早くなります。

このように実際に走れる距離は気温や坂道が多い地域等の環境次第で大きく減ってしまうため、電気自動車は長距離を走ることを考えると避けた方が無難となります。そこで現実的に使い勝手が良く、充電が無くなって走行不能になるリスクが無いトヨタのプリウスPHVが浮上してきます。プリウスPHVは基本的に日常生活では電気自動車として使用し、長距離を走る場合には電池を使い切ってからハイブリッドカーとして活躍してくれる優れものです。

プリウスPHVは満充電で実質50kmを電気自動車として走行できます。サラリーマンの通勤の往復分やゴルフの打ちっぱなしの往復分くらいは十分これでまかなえる距離です。プリウスPHV最大のメリットとなる充電のし忘れや、長距離を走るときの電池切れの心配がないことが1番の特徴です。

今回はそんなトヨタのプリウスPHVについて紹介していきます。

トヨタの新型プリウスPHV・歴史

プリウスPHVはその名の通り、プリウスをベースに作られています。

30系PHV

発売開始 2011年11月~2017年2月

このモデルは通常のプリウスとエクステリア・インテリアがほとんど同じだったことや、満充電でもカタログ値を大きく下回る実質25kmほどしか走行できなかったことが原因で不評でした。

車両価格はプリウスよりも高くその価格に対する価値が見いだせなかった為、販売台数は低迷し、トヨタの失敗作と言われていました。

50系PHV

発売開始 2017年2月~

前モデルの教訓から、通常のプリウスとは違うエクステリアとインテリアに仕上げることによって差別化を図りました。ヘッドライトやテールレンズのデザインは、プリウスよりもシャープでカッコ良く、外見はプリウスより良い評判でした。

また、PHVで1番の問題だった電気自動車の要素が大きく改良されました。このモデルでは電気で走れる距離を実質50kmまで伸ばし、日常生活で十分その力を発揮できるレベルにまで進化しました。充電時間の短縮や急速充電への対応、自家発電による充電など、電気自動車の根本的なストレスを軽減させることにも成功しました。

トヨタの新型プリウスPHV・価格

グレードと価格
  1. S 3,178,440円
  2. S セーフティパッケージ 3,285,360円
  3. S ナビパッケージ 3,661,200円
  4. A 3,502,440円
  5. A ナビパッケージ 3,926,880円
  6. A プレミアム 3,814,560円
  7. A プレミアムナビパッケージ 4,266,000円
  8. S “GR SPORT” 3,628,440円
  9. S “ナビパッケージ・GR SPORT” 4,105,800円
コスパ重視ならSグレードを購入して、ナビを後付けにして乗り潰そう。装備重視ならAグレード以上がオススメとなりますが、ハイブリッドのプリウスとの価格差や、電気でどれくらいお得になるのかよく考えて購入しましょう。あまり高いグレードにしてしまうと、環境にはエコかもしれませんがお財布にはお世辞にもエコとは言えなくなってしまいます。

トヨタの新型プリウスPHV・充電時間やPHVとしての機能

30系の2倍相当のエネルギーを持つ、大容量リチウムイオンバッテリーを採用しました。このバッテリーによって実質50kmの距離を走行可能にしました。さらに電気走行時の最高速度を先代モデルの100キロから135キロまで進化させ、高速道路でも電気のみで走れるようになりました。(ハイブリッドモード時の燃費はプリウスとほとんど変わりません)

充電時間
100V 満充電14時間

200V 満充電2時間20分

急速充電 20分で80%まで充電

このモデルから新しく追加された機能のバッテリーチャージモードは高速走行で30分、もしくはアイドリング2時間で80%まで充電できます。(エンジンを強制的に回すことによって発電するモード)また、充電時間短縮の為、実際の販売の現場では75%のユーザーが200Vのコンセントを使用しています。

PHVを自宅で充電する為には充電設備が必須となります。スタンドタイプや壁掛けタイプなど種類が豊富にある為、車と同時進行で住宅メーカーに相談することをオススメします。

工事費の目安
  • 200V 10万円~
  • 100V 5万円~
工事をしたユーザーの話を聞くと、ほとんどが約10万円の工事費用だけで済んでいるようです。

トヨタの新型プリウスPHV・エクステリアやインテリア

トヨタの新型プリウスPHVトヨタの新型プリウスPHV

ベースはプリウスとなっていますが、ホイールデザイン・フロントマスク・リアデザインはすべて異なっていて差別化はしっかりとされています。特にウインカー前後のLEDチップの数が多い為、点滅させている時のインパクトは大です。

  • 4眼LEDヘッドライトでレクサスのような高級感を演出
  • 大型アクリルグリルにより、スポーティーかつ迫力がある
  • リアコンビランプはプリウスのとはまた違ったデザインの横ラインとなっている
  • バックドアにカーボン素材CFRPを採用し、頑丈かつ軽量化に貢献
  • 波打つようなバックドアウィンドウにより、先進性の演出や空気抵抗の低減に役立っている
  • 5乗りのでもしっかりと大人5人が座れる

トヨタの新型プリウスPHV・走りはどうか

プリウスと同じく【TNGA】を採用している為、キビキビとしていてクイックなステアリング操作が可能となっています。路面に張り付くようなコーナーリングやボディー剛性の高さからくる安定性が特徴的です。

さらに、ダブルウイッシュボーン式サスペンションによる上質な乗り心地や、プリウスよりも吸音材と遮音材を多く使用することで静粛性も高くなっています。デゥアルモータードライブシステムを採用している為、ハイブリッド走行時でも強めにアクセルを踏んでもほぼモーターだけで加速することが出来ます。

近未来的な電気自動車の感覚を、TNGAと低重心、新開発ハイブリッドシステムによって【スポーティー】に運転することができます。エコカーとはいっても、「運転がつまらない」と思わせないプリウスPHVは、ドライブ好きやクルマ好きにもオススメできます。

トヨタの新型プリウスPHV・先進装備

インジェクション機能付きヒートポンプオートエアコン

暖房使用時でも電池を節約。PHVの電気自動車としてのメリットを最大限引き出す為にEV走行をより長く維持する役割を果たします。

②11.6インチナビゲーションシステム

トヨタ初となる縦長のナビゲーションシステムを採用。タッチパネルでスマホのように操作が可能で、PHVのあらゆる情報も確認できます。DCM(通信機器)を標準装備にすることで、どんな場所からでもナビ更新やオペレーターサービスなどの利用が可能となっています。

③ソーラー充電システム

メーカーオプションで選択をすれば、太陽光発電した電力を駆動用、もしくは12Vバッテリーへ供給できるシステム。太陽の下に駐車しておくだけで、年間1000kmの電気走行が可能となります。

トヨタの新型プリウスPHV・GRが人気/新車と中古車はどちらがオススメなのか

プリウスPHVでよく売れているグレードは、S・Sセーフティパッケージ・Sナビパッケージの3種類ですが、意外にも結構売れているグレードは【GR】です。SグレードとS”GR SPORT”の価格差は約50万円となりますが、Sナビパッケージとの価格差も同じ約50万円です。装備を取るか、カスタムされたカッコイイ内外装を取るかで悩む人が多いです。逆に言うと、装備さえ我慢すれば同じ価格でカッコイイGRが手に入るお得感が大きく感じる人も多いと思います。

さらに、ノーマルグレードに比べてGRなどのカスタムされたグレードは、比較的リセールバリューが高い傾向にあります。売る時の事まで考えればGRを購入した方がトータルコストは抑えれる可能性が高いです。

また、中古車と検討している方も少なくないと思います。現段階ではプリウスのPHVは中古車市場で高値で取引されています。さらに、国の補助金や都道府県・市区町村の補助金の交付が【新車のみ受けられる】ので、少しでもお得に乗りたいのであれば新車で購入して補助金を受け取る方法がベストです。

最後に、トヨタのPHVに改良が入りましたので、こちらの記事も参考にして下さい。【トヨタ新型プリウスPHVの発売は2019年5月9日に決定!】その内容とは?5人乗りになる!?

トヨタのPHVをお得に買うために、下取りはうまく活用しよう

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