【トヨタのリコール2019年版一覧表】プリウスやアクアの人気車種も

整備士

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トヨタ車と言えばリコールが多いイメージですが、なぜでしょう?

それは、販売台数が多いからそう感じてしまう面もありますが、しょーもない内容でいちいちメディアに取り上げられたくないから。という面があります。ちょっと前にアメリカでフロアマットの2重敷きが原因で起こった事故で、トヨタは莫大な慰謝料を払っています。

これを境にトヨタはちょっとした事でも、サービスキャンペーンやリコールを発表するようになりました。ユーザーからしてみれば、「またリコールかよ」「面倒くさいなぁ」って人が大多数だと思いますが、ポジティブに捉えればいつでも安心して安全な車に乗っていられる訳でもあります。下手にリコール隠しされるよりはマシだと思いませんか?

ちなみに、リコールとは「不具合箇所が起因となって重大な事故、最悪の場合人的被害に発展する可能性があり、実際にユーザーからの報告を元に発表している」ことを言います。要するに重要案件です。それに対してサービスキャンペーンとは「実証件数が少なく可能性は低いが、それに起因して故障や事故に発展する可能性があり、主にトヨタ自社で見つけた不具合」を言います。こちらは基本的にスルーしてもほとんど影響がない可能性が高いです。

プリウスやカムリも対象のブレーキブースタ&ブレーキブースタのサービスキャンペーン

当時爆発的に売れたプリウスも対象となるので要チェックです。

プリウスやカムリも対象の車種一覧と製造年月

車種型式製造年月
プリウスZVW30H26年1月~H27年11月
プリウスPHVZVW35H26年1月~H28年4月
カムリAVV50H26年1月~H29年4月
プリウスα7人乗りZVW40wH26年1月~H30年9月
プリウスα5人乗りZVW41wH26年1月~H30年9月
SAIAZK10H26年1月~H30年2月
カローラアクシオNKE165H26年1月~H30年9月
カローラフィールダーNKE165GH26年1月~H30年9月
MIRAIJPD10H26年11月~H30年10月
プリウス30
カムリ50

プリウスやカムリがサービスキャンペーンになった理由

タクシーなど営業を目的とした車種において、ブレーキ操作を頻繁に繰り返す事に起因してなぜか警告灯が点灯する事案が発生。警告灯の種類は次の通り。

  • ABS&ブレーキアシスト警告灯
  • スリップ警告灯
  • ブレーキ警告灯
  • 電子制御ブレーキ警告灯
  • マスターウォーニング

今回のサービスキャンペーンの内容は、ブレーキ操作を頻繁に繰り返すと「警告灯が点灯すると同時にブレーキのフィーリングに若干の違和感を感じる」という事案です。決してブレーキが効かなくなる事はありませんが、警告灯が点灯しているにも関わらず放置して使用し続けると、最悪の場合少しだけブレーキの効きが悪くなる可能性があります。

その為、タクシーや営業車だけではなく走行距離が多いユーザーで対象の場合は、既に警告灯が点灯しているのであれば、サービスキャンペーンではあるもののなるべく早めに修理を依頼しましょう。

修理の内容と対象かどうか調べる方法

もし万が一、警告灯が点灯した場合はすぐにディーラーへ入庫しましょう。入庫ご、エンジニアが点検を実施し、場合によってはブレーキブースタ交換・ブレーキブースタポンプ交換を行い、同時にブレーキフルードを耐摩耗性の優れたものに交換します。

対象のユーザーには、トヨタ自動車からではなく、最寄りのディーラーからハガキで案内が届いていますが、もし無くしてしまった方はディーラーに電話で問い合わせましょう。その際は手元に車検証があった方がスムーズです。

また、新車だけが対象ではなく、中古車で購入したすべてのユーザーも対象となっています。トヨタとしては100%実施を目標としていますので、例え違法改造しているような車両でも、サービスキャンペーンやリコールは入庫が出来ますので安心して下さい。

アクアやシエンタも対象のハイブリッドシステム電圧変換装置のリコール

発売から人気の衰えないアクアも対象なので要チェックです。

アクアやシエンタも対象の車種一覧と製造年月(2万台)

アクアNHP10・NHP10HH30年2月~H30年10月
シエンタNHP170H30年2月~H30年9月
ヴィッツNHP130H30年2月~H30年9月
カローラアクシオNKE165H30年2月~H30年9月
カローラフィールダーNKE165GH30年2月~H30年11月
JPN TAXINTP10H30年2月~H30年10月
アクア10
シエンタ10

アクアやシエンタがリコールになった理由

ハイブリッドシステムの電圧変換装置(コンバータ)において、製造段階での設備管理が不十分だった為、制御基板のはんだ付けが不完全の場合が有り。そのまま使用し続けるとはんだが剥がれてしまい、補機バッテリーへの充電が出来なくなる事によって、最悪の場合はハイブリッドシステムが機能しなくなり、走行出来なくなる可能性があります。

このリコールは重要案件となりますので、必ず修理を完了させて下さい。なお、走行停止となる前には充電警告灯が点灯する前兆がありますので、万が一そうなった場合には速やかに修理依頼をして下さい。

修理の内容と対象かどうか調べる方法

ハイブリッドシステムの電圧変換装置におけるインバータを良品と交換します。交換作業に掛かる時間は2~3時間が目安となり、代車を出してもらう必要があります。なお、自身での点検や交換は絶対にしないで下さい。高電圧部位の作業となりますので、やけどや重度の障害、最悪の場合は死亡する可能性もあります。

対象のユーザーには、トヨタ自動車からではなく、最寄りのディーラーからハガキで案内が届いていますが、もし無くしてしまった方はディーラーに電話で問い合わせましょう。その際は手元に車検証があった方がスムーズです。

また、新車だけが対象ではなく、中古車で購入したすべてのユーザーも対象となっています。トヨタとしては100%実施を目標としていますので、例え違法改造しているような車両でも、サービスキャンペーンやリコールは入庫が出来ますので安心して下さい。

またもやシエンタ。カウルルーバのリコール(HV車)

フルモデルチェンジされてからマイナーチェンジされるまでのすべての車両が対象となります。

ハイブリッドのシエンタが対象となる製造年月

シエンタHVNHP170H27年5月~H30年9月
シエンタ10

マイナーチェンジ前のすべてが該当しますが、一部対象外の車両もあります。

シエンタハイブリッドがリコールになった理由

ハイブリッド車において、エンジンルーム後部に取り付けてあるカウルカバー(黒い樹脂の部分。フロントワイパーの付け根よりちょっと下)の防水構造が不完全だった為、雨量が多い場合などにはエンジンルームに侵入する可能性があります。その為、燃料室に入るなど、異音やエンジンが破損する事があります。

台風や集中豪雨、ゲリラ豪雨によって雨水が侵入してしまう前に修理に出しましょう。出先で豪雨によってエンジンが止まってしまうと、浸水した道路から逃げ出せないなどのケースも想定されます。

修理の内容と対象かどうか調べる方法

カウルカバーにシール材の貼り付け、エンジン上部にエンジンカバー(防水カバー)を追加で取り付けます。また、全車両において燃焼室点検を行ない、万が一異常があれば新品のエンジンと交換します。通常のリコール作業であれば30分~3時間ですが、エンジン交換の場合だと1日作業となります。早めに作業を依頼し、必要に応じて丸1日代車を出してもらいましょう。

対象のユーザーには、トヨタ自動車からではなく、最寄りのディーラーからハガキで案内が届いていますが、もし無くしてしまった方はディーラーに電話で問い合わせましょう。その際は手元に車検証があった方がスムーズです。

また、新車だけが対象ではなく、中古車で購入したすべてのユーザーも対象となっています。トヨタとしては100%実施を目標としていますので、例え違法改造しているような車両でも、サービスキャンペーンやリコールは入庫が出来ますので安心して下さい。

法人さんは要チェック!プロボックスとサクシードのオイルシールリコール

トヨタのバンは法人のほとんどが利用しているので注意が必要です。大事な社員の命を守る為にも必ず実施して下さい。

プロボックスとサクシードの対象となる製造年月

プロボックス・サクシードNCP55VH26年8月~H26年9月
プロボックス・サクシードNCP165VH26年9月~H31年3月
プロボックス・サクシード

製造期間だけ見れば対象は少ないように感じますが、ほとんどの法人で使用されているこの2車種は5.9万台という台数がリコール対象となります。車検証と照らし合わせて対象かどうか確認して下さい。

プロボックスとサクシードがリコールになった理由

今回のリコールでは4WDのみ該当します。リヤアクスルにおいてオイルシールの材質が不適切だった為、低温時に走行を繰り返すと異常摩耗する事が判明しました。それによってデファレンシャルオイルが漏れてブレーキシューに付着し、ブレーキ性能が低下する可能性があります。

すべてにおいてこの症状が現れるわけではありませんが、ブレーキという重要部分がリコールの為、必ず修理しましょう。

修理の内容と対象かどうか調べる方法

オイルシールを対策品に交換し、これに連動して摩耗する相手側リテーナも新品に交換します。同時にベアリングとブレーキシューを点検し、オイルの付着があればこちらも新品に交換します。作業時間は概ね3時間が目安となりますので、代車で対応してもらいましょう。

対象のユーザー(法人であっても)には、トヨタ自動車からではなく、最寄りのディーラーからハガキで案内が届いていますが、もし無くしてしまった方はディーラーに電話で問い合わせましょう。その際は手元に車検証があった方がスムーズです。

また、新車だけが対象ではなく、中古車で購入したすべてのユーザーや、同じ部品を使っているマツダのファミリアも対象となっています。トヨタとしては100%実施を目標としていますので、例え違法改造しているような車両でも、サービスキャンペーンやリコールは入庫が出来ますので安心して下さい

ディーゼルエンジンが対象の燃料パイプリコール

このリコールには法人で多く使用されているハイエースとレジアスエースも含みますので、車両担当者の方は要チェックです。

ハイエースやプラドも対象となる製造年月

ハイエース・レジアスエースGDH201H31年3月~R1年6月
GDH206H31年3月~R1年5月
GDH211H31年3月~H31年4月
GDH221H31年3月~H31年4月
GDH226H31年3月~R1年5月
ハイエースGDH223H31年3月~H31年4月
プラドGDJ150H31年3月~H31年4月
GDJ151H31年3月~H31年4月
ハイエースとレジアスエース
プラド

ディーゼルエンジンは頑丈というイメージが強いですが、実はリコールが多いのをご存知でしたか?頻繁にリコールが発表される事もありますので、常にアンテナを立てておきましょう。今回のリコール対象は6700台です。

ハイエースやプラドがリコールになった理由

ディーゼルエンジン車の燃料噴射装置において、燃料ポンプとコモンレールを接続している燃料パイプの締め付けが弱かった為、エンジンの振動等によって締結部分がゆるみ、燃料が漏れてしまう事案が発生しました。最悪の場合にはエンジンが停止してしまいます。

ディーゼルエンジン車のリコールが多い理由のひとつに、今回のような「振動」が結構な確率であります。ガソリンエンジンに比べて振動が大きい為、これに起因して不具合が発生してしまう事が良くあり、それがリコールに発展してしまいます。

燃料系のリコールは早急に修理する事をおすすめしますので、最寄りのディーラーに問い合わせ&依頼しましょう。

修理の内容と対象かどうか調べる方法

対象となるすべての車両において、燃料パイプとクランプを対策品に交換します。修理に掛かる時間は、ハイエースとレジアスエースが3時間、ランドクルーザープラドが4時間となっています。修理に時間が掛かるため、ディーラーには代車を出してもらうなどの対応をお願いしましょう。

対象のユーザー(法人であっても)には、トヨタ自動車からではなく、最寄りのディーラーからハガキで案内が届いていますが、もし無くしてしまった方はディーラーに電話で問い合わせましょう。その際は手元に車検証があった方がスムーズです。

また、新車だけが対象ではなく、中古車で購入したすべてのユーザーも対象となっています。トヨタとしては100%実施を目標としていますので、例え違法改造しているような車両でも、サービスキャンペーンやリコールは入庫が出来ますので安心して下さい。

年式の古い車種が対象となるタカタ製の助手席エアバックリコール

こちらのリコール内容は大変珍しいものとなっています。過去に実施した「タカタ製エアバッグのリコール」のリコールとなります。今となっては、製造業としては戦後最大規模の経営破綻となった「世界のタカタ」は忘れ去られていそうですが、その当時に実施したリコールにおいて不具合が発見されました。

タカタのエアバッグの再リコール対象の製造年月

対象は以下の表を参考にしてください。

WiLLVSH15年1月~H15年12月NZE127
H15年1月~H15年12月ZZE127/128/129
WiLLサイファH15年1月~H15年12月NCP70/75
アベンシス/アベンシスワゴンH18年6月~H20年10月AZR250/250w251/251w/255/255w
アルファードG/VH15年1月~H15年12月ANH10w/15w
H15年1月~H15年12月MNH10w/15w
アルファードHVH15年7月~H15年12月ATH10w
イプサムH15年1月~H15年12月ACM21w/26w
オーパH15年1月~H16年4月ACT10
H15年1月~H16年4月ZCT10/15
ガイアH15年1月~H15年12月ACM10G/15G
H15年1月~H15年12月CXM10G
カローラ/カローラフィールダー/カローラランクス/アレックスH15年1月~H15年12月CE121/121G
NZE120/121/121G/124/124G
ZZE122/122G/123/123G/124/124G
ソアラH15年1月~H17年7月UZZ40
ノア/ヴォクシーH15年1月~H15年12月AZR60G/65G
ブレビスH15年1月~H15年12月JCG10/11/15
プロボックス/サクシードH15年1月~H15年12月NCP50V/51V/52V/55V/58G/59G
NLP51V
マークⅡ/マークⅡブリッド/ヴェロッサH15年1月~H15年12月GX110/110W/115/115W
JZS110/110W/115/115W
ヴォルツH14年5月~H16年2月ZZE136/137/138
アベンシス
アルファード
ソアラ
懐かしのラグジュアリーカーソアラ

対象台数は18万台の大規模リコールとなります。車検証を参考に自分の車が対象か確認してください。

なぜタカタのリコールをもう1回やるのか

助手席エアバッグのインフレータにおいて、ガス発生剤の吸湿防止対策が不十分だった為、温度や温度変化の繰り返しによってガス発生剤が劣化して、エアバッグ作動時にインフレータ容器が破損します。

H14年5月~H20年10月生産の車両の中で、タカタ製の新品インフレータに交換した車両を対象。リコールを出しても、その対策品が再度リコールになる前代未聞の事態となっています。タカタ製品はあまり信用なりませんね。

修理の内容と対象かどうか調べる方法

オーパ・イプサム・ノア・ヴォクシー・プロボックス・サクシードは他社製のインフレータを含むエアバッグアッセンブリと交換します。要するに丸っと交換するという事ですね。

ヴォルツは他社製のインフレータい交換するのと同時にバッグを交換します。

その他車種はインフレータを他社製に交換します。

作業時間は1時間~2時間かかりますが、ソアラに関しては半日掛かってしまいます。1時間程度ならディーラーのお店で待つことは出来ますが、2時間~半日は代車で対応してもさいましょう。

対象のユーザー(法人であっても)には、トヨタ自動車からではなく、最寄りのディーラーからハガキで案内が届いていますが、もし無くしてしまった方はディーラーに電話で問い合わせましょう。その際は手元に車検証があった方がスムーズです。

また、新車だけが対象ではなく、中古車で購入したすべてのユーザーも対象となっています。トヨタとしては100%実施を目標としていますので、例え違法改造しているような車両でも、サービスキャンペーンやリコールは入庫が出来ますので安心して下さい。

以上、リコールやサービスキャンペーンが発表されれば随時追加していきます。

リコールやサービスキャンペーンは確かに面倒くさいですが、ポジティブに考えれば無料で安全な車に戻してくれる点は魅力的ではないでしょうか。少なくとも下手にリコール隠しされるよりはマシですよね。

リコールは内容にもよりますが、最悪の場合、ドライバーの命にも影響しかねないので、出来ることなら早急に修理を依頼して欲しいです。家族・恋人・友達・会社の人間が運転するのであれば尚更です。

また、リコールやサービスキャンペーンのタイミングで新車に乗り換える人が多いのも事実です。修理の待ち時間に査定をしてもらって、新車の話を始めるなんて事はよくあります。もしディーラーで査定をしてもらうのであれば、事前にネットを活用して査定しておきましょう。

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こんにちは。おクルマニアです。 既婚で子持ち、持ち家(ローン地獄w)で幸せな毎日を送っています。 トヨタ系ディーラーの営業マンをしながら、当サイトを運営しています。現役の営業マンが教える値引き情報や安く買う方法、下取りを高く売るノウハウや新型車情報をタイムリーに紹介してきます。 現役だからこそ分かる情報をみなさんにお伝えし、幸せなカーライフを送って頂ける手助けをしたい。そんな想いを込めて運営していきます。