ダイハツが開発と製造を担当しているコンパクトトールワゴン「タンク&ルーミー」に改良が入ると同時に特別仕様車が追加され、更なる商品強化が施されました。
この「ダイハツ製トールワゴン」は、トヨタとスバルの販売店を利用し、爆発的な台数を販売することに成功しました。新型発表後も安定して売れ続け、今なお順調にその台数を伸ばしています。
人気の秘密は「低予算で購入できる」ことから、価格があまり変わらない軽自動車ユーザーが流れてきている事が挙げられます。
今回はさらに販売台数を伸ばす為に一部改良され、同時に特別仕様車が追加されることになりましたので、その詳細を紹介していきます。

ルーミーやタンク・4車種共通の一部改良
今回の改良のメインは、流行りの衝突安全回避ブレーキの強化です。
正式名称はメーカーごとで異なりますが、この4車種に限ってはダイハツの【スマートアシストⅡ】で統一されています。そして、今回の改良で【スマートアシストⅢ】へ進化することになりました。
安全装備
- 歩行者認識機能の追加(自動ブレーキ)
- コーナーセンサーの標準設定
- 対車両への自動ブレーキの作動域を4~80kmへ拡大
- 自動ブレーキによる速度低減を20kmから30kmへ拡大
- ブレーキ補助機能の追加による踏み込み量の確保(補助の作動域は対車両・30~80km 対歩行者・30~50km)
- 自動ハイロービーム切り替えの追加
- ワイパー作動時でも作動するように改良
ボディーカラー
- フレッシュグリーンの廃止
- シルバー×ファインブルーのツートン廃止
- シルバー×フレッシュグリーンのツートン廃止
- ファイアークォーツレッドの追加
- ブラック×ファイアークォーツレッドの追加
メーカーオプション
- CD・AM・FMラジオの廃止
- パノラミックビューの廃止

ルーミーやタンク・特別仕様車の内容は?
女性の子育て世代をターゲットに、軽自動車からのさらなる代替えを目指した特別仕様車となります。ベースグレードにプラスされる装備を紹介していきます。
ベースグレード G
装備
- ナビレディパッケージの標準設定
- コンフォートパッケージの標準設定
エクステリア
- バックドアガーニッシュのメッキ化
インテリア
- エアコンパネル シルバー→ピアノブラック
- フロンドドアスイッチパネル ブラウン→ブラック+シルバー
- インサイドドアハンドル 樹脂→メッキ化
- エアコンレジスターダイヤル 樹脂→メッキ化
- センタークラスター ピアノブラック→ピアノブラック+シルバー
- ファブリックシート→撥水機能付きファブリック
ボディーカラー(6色のみ)
- レーザーブルークリスタルシャイン
- ブライトシルバーメタリック
- パールホワイト
- プラムブラウンクリスタルシャイン
- ブラウンマイカメタリック
- ファイアークォーツレッド

改良されて値引きは渋くなるのか?
今回はマイナーチェンジでもフルモデルチェンジでもない為、値引きの上限額は変わりません。ただし、もともと利益が少ない車種なので、それほど値引きに期待は出来ません。
2020年1月現在の実際の値引き額は25万円~となっています。詳しくは下の記事を参考にして下さい。
また、兄弟車として4車種ありますが、より高いリセールバリューを求めるのであれば、メーカーはトヨタにしておいた方が無難です。
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