30ソアラの魅力とは?!当時の価格と中古車相場やアドバイス

1991年4月ソアラは3代目へとフルモデルチェンジされました。このモデルから日本国外への輸出が開始され、国外では「レクサスSC」というモデル名で販売されていました。そのため、ボディサイズは全長4860mm・全幅1790mmと大幅に拡大されて全車3ナンバーとなりました。

スタイルも大幅にチェンジし、初代と2代目の直線的なスタイルから少し丸みを 帯びたスタイルへと変貌し、前期型・中期型ではグリルレスのフロントマスクが特徴的でした。このスタイリングに関しては、カリフォルニア州の研究所でデザインしたことで大幅なイメージチェンジとなったようです。

旧車と言えばソアラ20!当時大人気だったソアラのグレード紹介と中古車

2019年10月29日

 

ソアラ30のグレード構成と当時の価格

エンジンは2.5リッタ-直列6気筒ツインターボで、その当時の自主規制いっぱいの280馬力を達成しました。新たに追加されたフラッグシップモデルには3.0リッターターボとセルシオ譲りの4.0リッ ターV8エンジンが搭載されました。V8エンジン搭載はやはりアメリカ市場を意識しての設定のようです。因みに2.5リッターツインターボは日本市場だけの設定となります。3代目ソアラの発売時のグレード構成は以下の通りです。

グレードATMT
2.5GTツインターボ338万円326万円
2.5GTツインターボL 382万円370万円
4.0GT495万円 
4.0GTリミテッド481万円 
4.0GTリミテッドGPS付きエレクトロマルチビジョン装着車 545万円 
4.0GTリミテッドアクティブコントロールサスペンション仕様745万円 

※4.0リッターモデルは全グレード4ATのみ。

先代モデルからさらに価格が上昇し、330万円台から740万円台とかなりワイドレンジと なっています。3代目ソアラの注目装備は何といってもコイルばねを使わないアクティブコントロールサスペンション(ハイドロニューマチック+4WS)と言えます。これはコーナリング時に車をロールさせないように制御するもので、当時のセルシオにも設定されていない世界初の装備でした。車の状態や路面の状態を車高センサーや超音波センサーで検知し、その状態に基づいて油圧制御アクチュエーターで車両を水平に保つという制御を行います。更にアク ティブサス仕様車にはアクティブ4WS、4輪ABSもセットになっており、今現在トヨタ車に設定されているVDIM(車両統合システム)の基礎を作った画期的なシステムでした。  

しかし、この装備はノーマルサスに比べ200万円以上高価になってしまうのと、当時は操縦性に違和感がかなりあったり、車の限界が分かりにくいとの評価もあり、バブル崩壊後には廃止されてしまいました。ちなみに2.5GTツインターボLにはTEMSの進化版であるピエゾTEMSが装備されていました。これは通常時は固めに設定されている減衰力で安定した走行ができますが、路面の凹凸を検知すると瞬時にソフトな乗り味に変化するというものでした。

初代の終型から上位モデルにのみ装着されてきたエレクトロマルチビジョンにはGPS機能がつき、ついにカーナビゲーションシステムに対応しました。このシステムには目的地までの代表ルートを設定できる世界初のルートインフォメーションシステムや位置表示と実 際に走行している場所がズレると自動補正するマップマッチングなど、現在のカーナビに付いているものを初めて採用した車種でもあります。また、ドアミラーには超音波で雨滴を除去してくれる機能や、現代の車にはかなりの割合で装着されているバックモニターもエレクトロマルチビジョン装着車に設定されていました。

ソアラ30はどんなクルマだったのか

1992年4月に一部改良を実施し、4.0GTリミテッド​アクティブサスペンション仕様車に「なぜか今まで設定がなかったサンルーフ」がオプション装着できるようになりました。また、耐擦り傷性を向上させたブラックカラーが追加され、4.0GTリミテッドのフロントシートにシートヒーターが装備されました。

1994年1月には内外装の変更を伴うマイナーチェンジを実施し、中期型へと進化します。 この時グレード名称も「4.0GTリミテッドは4.0GTーL」に、「2.5GTツインターボは2.5GTーT」へとシンプルになりました。同時に4.0GTは廃止され、3.0直列6気筒NAエンジン(225馬力) を搭載した3.0GTを追加しました。3.0GTの価格は303万円、​クルーズコントロールや電動チ ルト&テレスコピックステアリングを​装備し内容を充実させた3.0GT Gパッケージは317万円となっています。  

1996年8月にも内外装を大幅に変更するマイナーチェンジが実施されました。外装は小型のフロントグリルが装備され、リアスポイラーやテールライトのデザインが再び変更されて、同時にABSと運転席・助手席エアバッグシステムを全グレード標準装備としました。また、4.0GT-Lにはエレクトロマルチビジョン装着車のみとなり、3代目ソアラの売りとなったアクティブコントロールサスペンション仕様車は生産を中止しました。

2.5リッ ターはその年デビューしたばかりのマークⅡ/チェイサー/クレスタのツアラーV(クレスタはルラーンGと呼ぶ)に搭載された2.5リッター直列6気筒VVTーiシングルターボに変更し、2.5GTツインターボLにはピエゾTEMSに変えてスカイフックTEMSを採用し5MTを廃止しました(5MTは2.5GT-Tの標準仕様のみに設定する)。3.0GTにはスポーツチューンドサスペンション・16インチタイヤホイール(ホイールデザインは2.5GT-Tと共通)・リヤスポ イラー&リヤワイパーを装備し、ブラック内装を施した3.0GT Sパッケージを設定しました。

1997年8月の一部改良では3.0リッターモデルのエンジンもVVTーiとし、230馬力とした上 で、ついに4.0リッターモデルが生産中止となりました。その代わりに3.0GT Gパッケージ に本革シートをオプションで設定しました。1999年8月には後の一部変更を行い、2000年に生産を終えました。

 

ソアラ30が欲しい!中古車相場と注意点

3代目ソアラはアメリカでは好評だったものの、国内では個性的なスタイルに加え、バブル崩壊と日本の2ドアクーペ市場が低迷したことと重なってしまった為、販売台数が減少してしまい10年間でわずか5万台の販売台数となりました。

しかし、中古車市場では台数が少ない割には、初代10型・2代目20型と比べても比較的安く取引されている傾向が強く、30万円~程度の良いもので220万円台の価値となっているようです。グレードとしては3.0リッターモデルが一番多く、次いで2.5リッターターボモデルが全ての年式において多いようです。このような事から、4.0リッターモデルを探すのは至難の業と言えそうです。

しかし、「3代目ソアラがとりあえず欲しい」というのであれば2.5リッターモデルを選べばスポーティーな走りはとりあえず手に入りますので、入門編としてそちらを選ぶことをオススメします。もし仮に4.0リッターモデル、特にアクティブコントロールサスペンション仕様を見つけた場合は実際に実車をしっかり確認してから購入しましょう。アクティブサスは耐久性に問題があり、壊れやすいですし、修理となると60万円以上かかるといわれています。

さらに、もともとかなり少ない台数しか販売されていないため、車屋さんやディーラーでも直せるエンジニアがかなり少ないとも言われているようで、も し壊れてしまった場合はかなり苦労することが予想されます。部品があったとしても修理できるディーラーを探すのに必ず苦労する事でしょう。

以上のことから考えると「スポーティー派には2.5リッターターボモデル」、「普通にソアラを楽しみたい人は3.0リッターモデル」を選ぶようにすれば間違いないと思います。どうしてもV8エンジンの滑らかさと高級感を手に入れたい人は、「タマ数こそ少ないですが4.0リッターモデルでかつアクティブサス仕様ではない個体」をがんばって探しましょう!

 

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