「太陽にほえろ」で人気を集めた初代ソアラ!紹介と中古車時の価格/故障など

当サイトでは「新車情報」をメインに紹介していますが、ちょっとマニアック向けな記事も作成していきたいと思い、ソアラについて【シリーズ化】してみる事になりました。

普段から当サイトを購読している人にとっては「退屈そのもの」だと思いますので、是非ともスルーして頂ければ幸いです(笑)

では、まず第一弾【初代ソアラについて】をどうぞ。

 

初代ソアラはどんな車だったのか?

トヨタソアラは1981年2月にトヨタの高級スペシャリティクーペとして発売されましたが、ソアラ自体の開発は発売の5年前まで遡ります。

その当時、日本車の上級車種はまだ海外では高い評価を与えられていない上に、海外の地元企業を守るために、輸出規制が敷かれていました。そのため、利益幅の大きい上級車種を投入する必要がありました。また、丁度排ガス規制も一段落したあとなので「トヨタ2000GTのようなイメージリーダーとなる車が欲しい」との理由でソアラの開発がスタートしました。

エンジンはソアラ専用に開発された2.8L直列6気筒DOHCエンジンを搭載し(1985年1月からは3.0Lに変更)、高出力は170馬力と当時の国産車強エンジンとなっています。

その他にも、廉価バージョンとして2.0L直列 6気筒OHCも設定されていました。因みに初代と後述する2代目モデルは海外輸出はされず、輸出に関しては当時ソアラと同じエンジンを採用したセリカXX(後のトヨタスープ ラ)が輸出されていたようです。

上位グレードには世界初のデジタルメーター(ソアラの場合、エレクトロニックディスプレ イメーターと呼ぶ)やタッチパネル式マイコン制御フルオートエアコン、任意式スピードア ラーム、​走行可能距離、目的地到着時刻をマイコンにて自動演算するドライブコン ピューター​等、当時のクラウン以上の豪華装備が奢られていました。

更に上級グレード の2800GTエクストラには​音声警告機能である​ エレクトロニックスピークモニターを装備 (キー閉じ込み防止、ライトの消し忘れ、パーキングブレーキ戻し忘れ、半ドア、給油の5 項目を警告)し、当時の新車では珍しかったクルーズコントロールまで標準装備されていました。

更にオプションでヘッドライトウォッシャーや高級車の定番装備である本革シートの装着も可能となっていて、まさに当時のトヨタのすべての技術を投入した車と言えるでしょう。  

ソアラは発売されると300万円に近い高価格車にも関わらずトヨタの想像を超える大ヒットを記録し、当時の若者の憧れの存在となりました。中にはかなり無理をしてソアラを購入した学生がいるほど初代ソアラは大人気でした。また、この当時は3ナンバー車の税金がかなり高額だった時代にもかかわらず、2.8Lモデルの販売比率がかなり多かったようでした。

また、ハイソカーと呼ばれるアッパーミドルクラス以上の高級感あふれる4ドアセダンや ハードトップの流行が始まった​のもその頃で、他のメーカーからも高級セダンやスペ シャリティクーペが発売されるきっかけとなりました。

因みにソアラが出る前まで は同社の高級車クラウンに2ドアモデルが設定されていましたが、ソアラ発売後のフルモデルチェンジにて2ドアモデルはソアラに統合する形で廃止されました。

初代ソアラのグレード構成と新車価格

【初代ソアラのデビュー当初のグレード構成】

グレード価格(AT)価格(MT)
2800GTエクストラ293万8000円(4AT)285万5000円(5MT
2800GT275万円(4AT)266万7000円(5MT)
2000VX236万円(4AT)226万8000円(5MT)
2000VR201万9000円(4AT)192万7000円(5MT)
2000VⅡ188万4000円(4AT)179万2000円(5MT)
2000VⅠ175万4000円(4AT)166万2000円(5MT)

1981年7月にはVR、VⅡに2000㏄ターボエンジン(145馬力)を搭載した仕様が追加され、更に1982年の一部改良では2000VⅠが廃止されたのと同時に、​

専用本皮バケットシート、​ テ クニクス​製オーディオ、車速感知式オートドアロック、専用カーペット、照明付バニ ティーミラー、ESC及びヘッドライトウォッシャー、リヤワイパー、専用2トーン色などを特別に奢られた最上級グレードの2800GTリミテッドエディションが追加されまし た。

また、この時上級グレードにしか装備されていなかったデジタルメーターが全グ レードに標準装備となりました。1983年には内外装ともに大幅に変更するマイナーチェンジが行われ、新型ター ボエンジンを搭載した2.0GTが追加された代わりに2.8GTエクストラは2.8GTリミテッ ドと統合する形で廃止されました。

また、2.0Lターボエンジンには新たに水冷式インタークーラーが装着され、最高出力が160馬力にアップしました。装備面ではショック アブソーバの減衰力をコンピューター制御するトヨタ電子制御サスペンション「TEMS 」が2.8リッターモデルに新たに追加され、2800GTリミテッドのみ採用だったバケットタイプのシートを2.0GTおよび2.0Lターボに採用する等装備面でも大幅な進化を遂げました。

初代ソアラは「太陽にほえろ」で憧れに!

1984年の一部改良では電動ドアミラーが設定され、AT車にオーバードライブスイッ チが追加されました。また、この時2.8Lモデルは175馬力に出力アップされています。

更に1985年1月には2.8リッターモデルは3.0リッターに排気量アップされ、更にこの 3.0リッターモデルの最上級グレード、GTリミテッドのAT車には「トヨタエレクトロマルチビジョン」というモニターシステムも追加されました。

これは地上アナログテレビ・タコメーター表示・シフトポジションを表示する他、燃費・オイル交換時期などのメンテナンス時期がブラウン管モニター内に表示されるという当時最先端の装備でした。

初代のエレクトロマルチビジョンはスピードメーター脇に配置され、視認性も良かったようです。因みにこの3.0GTリミテッドは378万という現在からみてもかなりの高価格車でした。そして、翌年1月にフルモデルチェンジで2代目へとバトンタッチされました。

因みに初代ソアラは当時の人気刑事ドラマ「太陽にほえろ」にもデビュー間もない時期から劇中、覆面パトカーとしても登場しました。グレードは前期2.8GTエクストラ、前期2.8GTリミテッドエディション、後期2.0GTの順に登場しました。ブラウン管の中で走り回るソアラは、若者の憧れの存在だったのではないでしょうか? 

 

初代ソアラを今買うといくらするのか?中古車相場とアドバイス

現在、初代ソアラの中古車価格は100万円~300万円となっています。しっかりとメンテナ ンスがされている個体や、タマ数の少ない最終型3.0GTリミテッドは300万を大幅に超える物も存在するようです。

しかし、今現在旧車バブルが続いているため、ソアラの価格も今後更に上がる可能性はあります。また、ソアラは新車当時から上級グレードが人気 だったようなので、以外にも2.8GTエクストラ以上のグレードが数多く存在します。

ちなみに、中古で上級グレードを探す場合はある注意が必要になります。前途の通り、上級グレー ドには当時の電子デバイスが多数装着されています。そのため、それらがちゃんと作動するかはしっかり確認する事が必要になります。

もしその辺りが心配なら2.0Lモデル、 もしくは2.0Lターボモデルを選ぶと良いかもしれません。仮に故障したとしても、玉数がまだ多いという点から、部品を交換する際の入手のしやすさと価格が比較的優しいと思われます。

しかし、それでもかなり古いクルマになるので、部品がすでに廃盤になっている事や中古部品でも手に入らない可能性が高いため、部品を探すのにも苦労する事が考えられます。改造して乗りたい方はなおさら、修理費用と部品の入手のしやすさから、最上級グレードは避けたほうが良さそうです。

旧車と言えばソアラ20!当時大人気だったソアラのグレード紹介と中古車

2019年10月29日

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