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デビューから23年も経つ名車
アメリカ産の3ボックスセダンであるS60が導入されて、SPA採用のボルボ群が完成し、90シリーズから始まったボルボのプロダクト改革がひと段落。
それからというもの、後はこれらのシリーズを熟成させながら大切に安定的に売っていくフェーズに入りました。
ブランド力はと言うと、ドイツのベンツ・BMW・アウディと比べるとそれほど知名度はなく、ボルボを保有している割合は日本国内では少数派でした。
しかし、ここ数年の進化を受け、特に特徴的なヘッドライトがヒットし、最近では「人と被りたくない」「オシャレに乗りこなしたい」といったユーザーからの支持が増え続けています。
ベンツなどと比べても良い意味で主張が少なく、乗っているだけで品のあるドライバーに見られる点は魅力のひとつとなっています。
特に、街中で見かけるボルボ車の多くはSUV系が多く、「ボルボと言えばSUV」といったイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
V60クロスカントリー
V60クロスカントリーの意位置づけは、SUVのXC60とワゴンのV60に挟まれたクルマです。
【クロスカントリー】というネーミングからも分かるように、V60の派生車ながらただ単にSUV風に仕上げられただけの「なんちゃってモデル」ではありません。

前後サスペンションは基本的に兄貴分のV90CCと共有されており、地上高はベース車となるV60よりも65㎜高い210㎜に設定されています。
そのおかげで、わだちに積もった雪や20㎝程度のモーグルであればボディーのおなかを擦ることなく、なんなく走破できるようになっています。
【スペック】
車両本体価格 | 664万円 |
全長 | 4785㎜ |
全幅 | 1895㎜ |
全高 | 1505㎜ |
ホイールベース | 2875㎜ |
車両重量 | 1810㎏ |
最小回転半径 | 5.7m |
エンジン | 2リッター直4ターボ |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 8速AT |
走行性能

センターコンソールのスイッチで切り替えられるドライブモードには、V60と同じく
- エコ
- コンフォート
- ダイナミック
の3つに加えて、V60CC専用の【オフロード】が用意されています。
このオフロードモードは車速40km以下で使用可能となっていて、動力系はトラクション重視に制御されます。
さらに、下がっている状態を検知するとこれといって特別な操作を一切せずに、自動的にヒルディセント・コントロールが作動します。これにより、車速が10km程度に保たれるため、ドライバーは困難な路面での難しいメダル操作から解放されてステアリング操作だけに集中できるメリットがあります。
性能こそSUV同等となっていますが、かと言って乗車性は問題ありません。
ヒップポイントはSUVほど高くないため、乗用車感覚の目線で運転できて車から降りる際にもしっかりと足が地面に届きます。
さらに、全高が1505㎜に抑えられているので立体駐車場にも安心して入庫できる点も、都会に住んでいるユーザーにとってはかなりのメリットとなるでしょう。

オフロード走行時
V60には【ツインエンジン】と言われる電気式4WDのプラグインHVも用意されていますが、V60CCにはプロペラシャフトによるメカニカル4WDが採用されています。
基本的にはFF状態での走行となりますが、前輪のスリップを検知すると後輪にも駆動力が伝わり、その比率は最大で50:50となります。
また、停止状態から発進する際には後輪に約80Nmのトルクが配分されます。
ドライブモードを【ダイナミック】もしくは横滑りを防ぐESCをオフにすると後輪へのトルク配分比率がさらに高まり、ハンドリング重視の制御に切り替わります。
これによって雪道や泥道などの厳しい路面状況においても安定した走りが可能になります。具体的には、回頭性がアップするといった感じです。
さらに、運転席と助手席にはシートベルトを3段階で自動で巻き上げる機能が備わっています。「電動プリテンショナー」と呼ばれる機能で、横滑りや衝突の危険性が発生した時に作動するもので、乗員をシートベルトの強い力で拘束する機能となっています。

エンジンのパワー
V60クロスカントリーに搭載されている【2000㏄直4ターボ】の実力はどうなのでしょう。
このエンジンが発揮するパワーは、254ps/35.7kgmとなっていて、一般道・高速道路・悪路などでも不満を感じることは無く、たくさん人と荷物を載せた状態でも軽快に走ってくれます。
さらに、8速ATというだけあってギアの切り替わり時のショックも皆無で、スムーズな加速と減速が高級感をより高めてくれます。
魅力的な室内空間
極寒の地で生まれたクルマなだけあって、シート・ステアリングヒーターが標準装備となっていて、十分すぎる程の温度ですぐに温まる。
また、手袋をはめたままでも操作できるように作られているセンタークラスターの大型タッチスクリーンと、太くて握りやすいドアハンドルもスウェーデン発祥の車の特徴となっています。
内装には北海に流れ着く流木にヒントを得たドリフトウッドと呼ばれる化粧パネルが採用され、さらにオプションで木目やアルミ素材に変更することもできます。シートカラーはブラック・ダークブラウン・淡いグレーから選べます。
座席だけではなく、ボディーの形からも想像できる通り、荷室の広さも魅力的です。その広さはライバルとなりえる競合車の中でもナンバーワンの広さとなっています。
「たくさん荷物を積んでどこまでも走ってくれる」頼もしさとワクワク気分がどこからか湧いてきます。
センターコンソールに設置されているドライブモード切り替えようダイヤルはボルボで特徴とされるダイアモンド加工が施され、小さいながらも存在感は抜群です。
さらに、同じ個所には電動パーキングブレーキ(緊急時停止機能付き)が設置されており、万が一ドライバーが意識を失うなどの制御不能状態に陥った場合でも助手席からも自動ブレーキを作動させることができます。

流行に乗らずに個性を取るか
マーケットではご存知の通り、SUV人気が上昇し続けており、ボルボを含めて各メーカーが大型タイヤと高い車高のSUVをラインナップに入れています。
【V60CC】は1997年にデビューした当時のV70CCから脈々とコンセプトを受け継いで、最新の安全デバイスとワゴンならではの扱いやすさと実用性、さらには高級感を兼ね備えた絶妙で特殊な存在となっています。
SUV人気にあえて乗っからず、時代に流されない「クルマ好き」が選ぶであろう1台となっています。
輸入車は自動車保険が高い?
ここ数年、自動車保険は毎年値上がりをしています。
保険は保険会社全体で話し合い、毎年10月に保険料の見直しがされていますが、これから先も保険が安くなる可能性は限りなくありません。
特に最近できた「事故あり係数」や去年できたばかりの「車両の料率クラスの細分化」によって、近年まれにみる値上がりをしてしまい、輸入車ユーザーにとっては痛い出費となっています。
その他にも、年齢による保険料の差別化、家族限定の廃止、年齢条件30歳以上の廃止など、ほとんどのユーザーにとって保険料が上がる改定がされてきました。
しかし、自動車保険はだれでも簡単に見直し、大幅に保険料を抑えることができます。
「昔からの付き合いで」
「買ったディーラーでお任せで入った」
「会社の団体保険だから安いはず」
といった具合に、見直しを何年もしていない人は案外多いようです。
車を買い替えるときは言うまでもなく、今乗っている車でもいつでも見直しが可能で、安くなる可能性は限りなく高いです。
ぼくもこのサイトを利用していますが、それまでと比べて保険料は3割ほど安くなって満足しています。
その下取り価格、本当に高いの?
車を買い替える時には必ずと言っていいほど「下取り」があるはず。
そして、この下取りについてぼくが1番声を大にして言いたいのは
「ディーラーだけでしか下取り価格を出すのはNG」
という事。
ディーラーでは下取りの交渉と値引きの交渉を同時にしますよね?この「同時」というのがとっても肝で、
「交渉によって本当に下取り価格を上げてもらえたのか?実は最初に提示された金額が相場よりも低かったのでは?」
鋭い方だとこういった疑問を持ってしまいます。
ズバリ、現役の営業マンから言わせて頂きますと、これは正論ですし、ぼくらの作戦でもあります。
値引きが出来ない代わりに下取り価格を上げたように見せかけて、実は最初に提示した下取り価格はあえて下げた状態なんです。
こうしておけば、営業トークが得意なプロにとっては後は「がんばったように思わせるだけ」なので、実に楽な商売なのです。
逆に言うと、「下取りが無い商談」や「下取り価格の相場をしっかり把握しているお客さん」が相手だと、誤魔化しが効かないので営業マンは苦労します。
純粋に値引きだけでがんばらないといけませんからね。
要するに、「事前に買取店を利用してこの状態を作っておこう」という訳です。
満足する値引きをしてもらって、なおかつ下取りも良い値段が付いたらディーラーへ出し、もしつかなかったらそのまま買取店に売ってしまいましょう!
ただ、ディーラーへ行くだけでも面倒くさいのに、実際に買取店を何店舗も回るのは更にしんどいので、面倒な電話でのやり取りを
ほとんど無くした買取査定サービスを使ってください。
車の情報を入力するだけで、買取店同士が勝手に競り合ってくれる画期的な新サービスです。
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